11月の定例会(不登校・引きこもり・ニートを考える会)
11月の定例会◆(不登校・引きこもり・ニートを考える会)
11月15日(土) 14時から (189回定例会)
場所:高槻市総合市民交流センター(クロスパル高槻) 4階 第4会議室
当事者・保護者・支援者問わない相談、交流、学びの場です。
参加希望の方は事務局までお申込みください。詳細はこちら
※参加者は中部から西日本全域にわたります。遠方の方もご遠慮なく。
【高槻市青少年センターと共催で行っています】
11月の定例会◆(不登校・引きこもり・ニートを考える会)
11月15日(土) 14時から (189回定例会)
場所:高槻市総合市民交流センター(クロスパル高槻) 4階 第4会議室
当事者・保護者・支援者問わない相談、交流、学びの場です。
参加希望の方は事務局までお申込みください。詳細はこちら
※参加者は中部から西日本全域にわたります。遠方の方もご遠慮なく。
【高槻市青少年センターと共催で行っています】
子の自立心を削いだ、表立った衝突のない生活
子が親からの自立を図るとき、難しくだが現実的な問題は、経済的な自立である。精神的に親から自立できる準備がどれほどできても、親の収入に頼るしかなく(家に居ながらにして生活保護を受けることはできない)、一つの台所に両雄は並び立たないことがほとんどで、親の作った料理を食べるしかないという状況であれば、親よりも知識がいくらかついたところで、普段の生活は依存的なものとなってしまう。
その状況下でも、子は精神的には自立を図っているので反抗的、のち無気力となる。親は子に外へ出てもらいたいと思いながらも、「親しかどうにもできないだろう」と従属的な関係を続け、子の自立心を削ぎ、のちに表立った衝突はなく均衡状態となる。子に考えられる自立は、外へ出て何らかの収入を得るか、あるいは親の仕事を手伝い対等な関係を築くくらいしかない。
今の時代、親の仕事を手伝うにしても、サラリーマン家庭も多く仕事場を見ることもない。サラリーマンでなくとも、2代3代と続いた自営業も「この代限りにして、子には押し付けまい」と考えている親も少なくない。
外に出れば、一億総中流時代と言われた正社員終身雇用の時代とはうって変わり、わずかな正規雇用とあとは非正規とアルバイトなどで構成されている企業や役所が大手を振るう。その変化は不可逆的にこの20年以上まだ底は見えずに進んでいる。先の見えない単純作業をどれほど繰り返して、一人暮らしを維持し、親から自立できたとて、それは経済的な自立というより経済的な奴隷といったほうが近い。外の社会は、他所の子を受け入れる気はなく、あなたの子を「今日から大人なのだ」と迎えてくれるような儀式や地域も遠い昔になくなってしまっては、今の子は社会の一員にいつなったかを自覚する機会もない。そんな折、「自分の生を自分で決定せよ」と押し付けがましく、周りが迫ってくる。それは自己決定の責任を取らされる現代の子の多難な生を、不利益なまま押し付けることによって放置しようとしている。
子が親から自立を図ろうとする欲望はいったい何なのか
阪神淡路大震災後、私が20歳くらいに考えていたことは今から思えば上記のようなことであった。
誰も自分のことを大人だ(大人になれではない)と言ってくれる人がいないのならば、私は大人になる必要もなく子のままで引きこもっていればいいではないか、その流れに逆らって子が親から自立を図ろうとする欲望はいったい何なのかと考えていた。
それは例えば学生運動をしていた人が転向して企業に就職していった際に、問題を棚上げした事や、最近では香港の学生が中国共産党資本主義に抵抗していることにもヒントはあるが、実は未だに私は分かっていない。そして、中途半端に今の社会に出てしまったので、未だに自分が社会に出た当時の心境をこのように何度も思い出しながら、その当時の自分の欲望について答えを得ようと試みているが、まだ分からないでいる。
「病気になっても自分のせいであると頑張る事」?
当時はまだ「自立」は自分の責任であると、自分一人が努力をすればなんとかなる問題であると考えていた。しかし、私が大学で学んだのは、自立しようとする欲望の背景を分かっていないのは、自分だけではないことと、皆が自立を自分個人のみの責任だと考えていること、そのうちの少なくない人たちが病気にさせられた上に、薬を飲んで障害を持たされたことであった。年を追うごとに私の友人たちは文字通りの病気にさせられているが、働くとは「病気になっても自分のせいであると頑張る事」であるとの見解が、今の一般常識にもなりつつあるようで、そのような働き方に抗う話しも年々少なくなっているように思う。
「新入社員意識調査」によれば、「今の会社に一生勤めようと思っているか」という問いに「そう思う」と回答した新入社員は、2000年の20.5%から増加し続け、2010年には57.5%になったとのことだ。この数字が見せるのは、企業での仕事のやりがいや労働環境がこの10年間で劇的に良くなったということでは、まさかないだろう。
社会とはつまり目の前にある人との関係
ようやく社会に出た一年生が、ふり落とされないようにと、たまたま入れてもらった企業にしがみついている姿である。もちろん今の新入社員がおかしいのではない。だが、「新卒で入れなくとも健康に働く」ということも出来なければ、その新入社員も振り落とされないようにと頑張るしかなくなってしまうだろう。多くの人は仕事は仕事と割り切っているのかもしれないが、今の働き方はおかしく、働き方を規定するのは社会で、社会とはつまり目の前にある人との関係のことである。
友人とはかつての友達であり、本や音楽の中でしか会ったことがないこれから出会う友のことである。私の事や、その友人のことを病気にさせる社会を恨めしく思う。本人が悪いから病気になるのではない。
2014年10月16日 高橋 淳敏
★10月の鍋の会★
第335回 10月12日(日)13時~17時
第336回 10月26日(日)13時~17時
秋の空は気もちいいですね。
運動会の続く週末にみんなであつまりませんか。
みんなの運動会の話なんかも聞きたいです(^o^)
食欲の秋。お鍋食べに来てください。
例会報告
8月16日(土) に22人参加しました。訪問活動について「期待するものがあるのでは?」という質問に対し、「正直、迷惑だった」という回答が、訪問された立場の人からありました。ただ、訪問されることで「知り合いが増えた」という喜びもあり、この訪問している人から、さらに人間とつながれるかもしれないという期待も同時に抱いたという話が出ました。
父母懇親会報告
9月6日(土)は10人(そのうち父母3組)が参加しました。すごく集中してしまうことで、あとで疲れてしまう状態についての相談や、とにかく家族と話さず、本人が全く何を考えているのか分らないという話が出ました。子どもに親が何をしてあげられるかというよりも、子どもが社会でどう自立できるかということを考えてほしいという話題となりました。
引きこもりにまつわる、興味深い、気になる、疑問を持つ・・・etcのニュースをご紹介し、解説、感想、場合によってはツッコミ等を付記するコーナーです。(栗田)
☆安倍首相、フリースクール視察「多様な生き方、学び方を伝えることが大切」
http://futoko.publishers.fm/article/5382/
2014年09月10日 17:47
本日9月10日、安倍首相がフリースクール「東京シューレ」を視察した。
安倍首相は東京シューレのようすを視察し、不登校の当事者・経験者である会員、OB・OGと懇談。子ども若者からは「学校では自分が自分でいられなくなる感覚があったが、東京シューレに来て自分を取り戻せた」という話が出るなど、不登校の経緯や東京シューレで感じたことが話された。
安倍首相は子ども若者の話を受けて「生き方、学び方はさまざまであり、いろんな道があることを多くの人に知ってもらうことが大切だ」と話した。また、会員、OB・OGに向けて「みなさんがお話していることは社会のあり方を変えていくきっかけになることですし、いま悩んでいる人に勇気やチャンスを与えることだと思います」と話した。
フリースクールは、不登校の子どもなど学校外の居場所。全国に400団体~500団体あると言われている。
日本では1980年代に誕生したが、いまだ公的な位置づけはない。しかし現在、フリースクールをめぐる議論が政治・行政の場で活発になりつつある。今年5月、安倍首相の諮問機関「教育再生実行会議」の第五次提言では、フリースクールやインターナショナルスクールの在り方や制度的な位置づけについて議論を進めることが提言されていた。
また今年9月1日から、文科省史上初めて「フリースクール等プロジェクトチーム」が設置され、担当官も配置された。来年度の概算要求には「フリースクール等支援策」も計上(約1億円)されている。フリースクール固有の支援策も文科省史上初めてだった。
この記事には、安倍首相とフリースクールに通う子どもたちが一緒に撮影されています。これをほほえましいと受けるべきか、顔を引きつらせるべきかなかなか迷うところですが、その背景にあるのは、この「フリースクール等プロジェクトチーム」の存在です。ちなみに、この件にかんしては、大阪市内のフリースペース「なるにわ」のスタッフ山下耕平さんがブログで意見を寄せています。
☆安倍首相がフリースクールを視察 http://foro.blog.shinobi.jp/Entry/259/
山下氏の話によれば(カギカッコがブログからの引用)
「超党派の議員による『フリースクール環境整備推進議員連盟』は、2008年に発足し、その後、いったん解散していたが、今年6月に再結成されていた。政治情勢は急速に動いている」そうで、その中心メンバーは「親学推進議連の中心メンバーと重なっている。」そうです。
また「『親学』というのは、母性や父性を強調するなど、伝統的子育てを推進するというもので、2012年には大阪市で親学をベースにした『伝統的子育てで発達障害を予防する』という条例案が持ち上がり、発達障害に関わる当事者や学会から抗議が殺到し、撤回するという事態」もありました。
「現在、親学推進議連は、親学を推進する法案の提出を目指している。また、今回の内閣改造では、閣僚に親学推進議連の議員が多く入ったと東京新聞は報じている(2014.9.6)」とのことです。
「親学推進議連は、会長に安倍晋三、会長代行に高木義明、副会長に河村健夫、小坂憲次、事務局長に下村博文が入っている。安倍晋三をのぞき、全員がフリースクール議連にも属しており、フリースクール議連の会長は河村健夫、会長代行が高木義明だ。また、フリースクール議連の幹事長の馳浩と笠浩史も、親学推進議連に属している」とのこと。その研究は、次の記事と結びついているのでしょうか?
※あとこのフリースクール支援の予算に関しては、
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2014/08/28/1351650_4.pdf
上記サイトの11ページに記載されてます。
予算の用途としては、◆フリースクール等に関する調査研究98百万円( 新規)・フリースクール等に関する検討会
国内外におけるフリースクール等の教育制度及び運用の実態について調査を行い、今後の位置付け等について検討を行う。
・学校復帰や社会復帰を支援しているフリースクールを含めた学校外の不登校支援施設・機関による指導体制等の在り方に関する先進的調査研究の実施(略)いじめ防止対策推進法や不登校追跡調査の結果を受け、学校復帰や社会復帰を支援している。フリースクールを含めた学校外の不登校支援施設・機関による指導体制や先進的な指導方法については地方公共団体、NPO、民間教育事業者等に先進的調査研究を委託(18箇所)とのことだそうです。
☆異才発掘プロジェクト:できる子を支援 東大と日本財団
http://mainichi.jp/select/news/20140831k0000e040172000c.html
毎日新聞 2014年08月31日 14時24分(最終更新 08月31日 15時01分)東京大先端科学技術研究センターと日本財団が、突出した才能を持ちながら学校になじめない小中学生を支援し、社会をリードする人材に育て上げる「異才発掘プロジェクト」を始動させる。全国から約10人を公募で選び、一流の講師による授業を実施。教育界に風穴を開ける試みだ。
プロジェクトは、知能が高すぎて授業をつまらないと感じたり、同級生や教師との会話が成り立たなかったりして、不登校になりがちな子をターゲットに、長所を伸ばす手助けをする。
発明家のエジソンは学校になじめず自宅で母親が教えたといい、英米では突出した能力の持ち主を「ギフテッド」と呼び、特別な教育プログラムを提供するのが一般的という。一方、日本の特別支援教育には「できる」子に配慮したものがないのが実情だ。
プロジェクト責任者の中邑賢龍(なかむら・けんりゅう)・同センター教授(人間支援工学)は「個性が強すぎて教育現場から締め出されてしまうような子にチャンスを与えたい。突出した能力が将来のイノベーションにつながる」と話す。
カリキュラムは月1、2回ずつ、同センターの教授や、芸術、スポーツなど各界のトップランナーによる授業、農業や工作などの実習にも取り組んでもらう。 年内にもスタートし、5年間の計画だ。(略)
ようするに、学校には馴染めないけれど、国益や企業に利益をもたらす子どもは優遇したい、ということなのでしょうか。逆にいえばそれほどじゃない場合は放置、なのでしょうか・・・?
昔は確かに、学校に馴染めなければ全ての社会に馴染めないという偏見があったと思いますが、しかし、いまのこの政策はいったい何を産み出すものなのでしょうか。なんとも頭の中はクエスチョンだらけとなりました。
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