NPO法人 ニュースタート事務局関西

vol.7 引きこもり時事通信 Jun~Jul, in 2014

By , 2014年7月25日 9:54 AM

引きこもりにまつわる、興味深い、気になる、疑問を持つ・・・etcのニュースをご紹介し、解説、感想、場合によってはツッコミ等を付記するコーナーです。(栗田)

☆仕事でストレス…低い若者の幸福度

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140715/mca1407150500003-n1.htm

2014年7月15日
高齢者に比べて若い世代の「幸福度」は低め-。厚生労働省が20~80代の男女を対象にした健康意識に関する調査でこんな傾向が明らかになった。仕事や職場の人付き合いに悩みがある人の方が幸せを感じておらず、厚労省は「仕事上のストレスが現役世代の幸福度を押し下げていると考えられる」と分析している。
今年2月、全国の20~80代の男女5000人からインターネットで回答を得た。調査結果は8月ごろの閣議に報告する2014年版の厚生労働白書に盛り込まれる。
自分がどの程度幸せかを10点満点で尋ねたところ、平均は6.38点だった。世代別では、65歳以上は6.92点だったが、40~64歳は6.25点、20~39歳は6.03点と若い世代ほど低かった。
不安や悩みの内容についての質問(複数回答)では、20~64歳の現役世代の男性は「仕事上のこと」に悩む割合が約半数に上った。「職場の人付き合い」も3割程度おり、いずれも女性よりも高かった。仕事や職場の人付き合いに悩みを抱える人の「幸福度」は平均5.79点と、仕事の悩みを抱えていない人の6.59点に比べて0.8点低かった。

「絶望の国の幸福な若者」という本があったけれど(内容は上記の内容と真逆?)、幸福度という主観的な言葉よりもう少し、それこそ数字で表せる指標を作った方がいいのでは、と思いつつ、無視できなかったので一応とりあげました。

 

NISA半年 なぜ若者は投資をしないのか
2014年07月11日

http://thepage.jp/detail/20140709-00000002-wordleaf?pattern=1&utm_expid=72375470-9.7L_1IM1STXCrEXVl2y-WCA.1

投資元本が年間100万円までならば、株や株式投信の値上がり益、配当・分配金にかかる税金が5年間非課税になる制度「少額投資非課税制度(NISA)」が好調です。しかし、口座の開設は高齢者に偏っており、若年層を含めた長期的な資産形成という本来の趣旨からはズレた状態にあります。

2014年3月末時点におけるNISAの投資総額は1兆円を超えています。総口座数は650万3951口座となっており、制度が始まった今年1月と比較すると37%増えています。

NISAとは、1999年に英国で導入された制度をもとにした少額投資非課税制度で、投資元本が年間100万円までならば、株や株式投信の値上がり益、配当・分配金にかかる税金が5年間非課税になります。これまで銀行預金中心で株式投資をしたことがない層を株式市場に呼び込み、市場を活性化するとともに、国民の長期的な資産形成を促すことが目的です。

順調な滑り出しであることから、非課税の対象となる金額を現在の100万円から240万円まで拡大するという案も浮上しています。証券業界からは、制度をさらに普及させるために、現在では満20歳以上となっている対象年齢を引き下げて欲しいという要望も出ているようです(麻生財務大臣は今のところ、対象年齢引き下げは考えていないと発言しています)。

実際、NISAの口座を開設した人は中高年層にかなり偏っており、3月末までに開設された口座の実に75%が50歳以上となっています。この数字を見る限り、若い人にはまったくといってよいほど普及していないと考えてよいでしょう。

これはNISAに限った話ではありません。日本証券業協会が行った個人投資家に対するアンケートでも、50歳以上の投資家の割合は75%を超えています。つまり、これまで株式投資を行っていた中高年層が、非課税という制度に魅力を感じ、既存の口座に加えてNISA口座を開設したと考えるのが妥当であり、若年層を含めた新しい投資家はほとんど開拓されていないのです。

現在の日本は、中高年層と若年層の経済的な格差があまりに大きくなりすぎています。例えば50歳代の平均賃金は月額40万円を超えていますが、20代では20万円と半分以下です。しかも若年層ではそもそも仕事に就けない人も多く、そういった人たちにとっては投資どころではありません。

こうした状況が重なり、現在の日本の株式市場は短期的な利ざやを狙う外国人投資家の取引が7割を占めるまでになってしまいました。若年層にも十分なお金が回る政策を実現しない限り、本当の意味で日本の株式市場が活性化する可能性は低いでしょう。

 

投資を天引きって発想がなかなかすごいですが、この記事に書いてある通り年収200万もいかない、年金だって国民年金で払えないというひとがいっぱいあるなかで、投資のしやすさが、若年層と女性の支援と書いてあるのはどこの世界なのだろう、と思うのですが、この手の話にぴんとこられる方に、逆に話を聞いてみたい気もします。
この内容の他の記事を見ると、給与を天引きしてこのNISAに回そうという動きもある、と聞きましたが、それもまたびっくりです。日本の株式市場の活性化という前に、人間がいきいきしないかぎり、株式だけが活性化されても不気味です。それこそ若者が兵隊に取られる一方で、軍需産業に投資する若者を要請させられるなんて世の中になってしまうのも困りますし。

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