11月6日(日)鍋の会、12名の参加がありました。この日は12時からの鍋の会の前に11時からミーティングがありました。ニュースタート関西は3年前に共同生活寮を休止してから、鍋の会や夕食会などをするときに自分たちの集まれる場所がなかったので、次に場所を持つとしたらどんなところがいいか今までも話し合ってきました。近くで活動しているいくつかの団体とも合同で場を借りることができたら、たくさんの人が集まれて開かれた場になるだろうし、家賃も分けることができる。その他にもいろんなアイデアが盛りだくさんで夢はふくらむばかりです。現実に動いていくためにもまた話し合う時間を重ねていきたいです。
そうこうしてる間に12時になり鍋の会の準備に取り掛かりました。この日はカボチャ祭りと題してカボチャのほうとう鍋はどうでしょうかと前もってHPや通信でも載せていたので、ほうとうの麺を打ちに来たよと、綿棒と強力粉を持って参加してくれた方も(^^)麺作りは任せて、他の参加者でおにぎり作り野菜切り鍋のお汁作りを手分けして始めました。この日は、以前コモンズのランチ営業をしていたこともあり今は地域でパン屋さんをやっている方がお子さんたちを連れて参加してくれていたのでお手伝いもしてもらいました。とても丁寧に大根や人参を切ってくれました。人手があったのでその子の包丁さばきを見守る人や、小さな子どもたちと遊んでいてくれる人。カボチャ祭りだと知りながらも広島から参加してくれたカボチャ嫌いな人もいました。話をしながらゆっくり作業を進めました。麺以外の材料をある程度煮始めて、最後にその小学生の子が切ってくれた手作りの麺を煮て完成です。鍋を作る工程はたくさんあったのですが、焦らずみんなで作れたので13時ごろにはいただきますができました。コップに飲み物を入れて乾杯です。お鍋が美味しい季節になりました。たくさんの参加があると参加された人同士で話しをすることができてそれがとても大事な時間だなと思います。次回はもう12月!忘年会で集まりましょう。ぜひ久しぶりの方も初めての方もご参加ください。くみこ
10月15日(土)の定例会、参加は5名でした。(内2名の方がご家族)その場で話されたことを元に私の考えも含めて書こうと思います。
社会に出ること(学校や仕事)を悩み続けていた。そのまま中学、高校、大学と進んだが「就活」を前にこれは違うなと立ち止まった。社会に出るとき、「必要とされて働いて役に立てる」という風にはなっていなかった。「競争して少しでもいい企業で働いてお金を稼ぐこと」これこそが正解だと言われていた。それは自分のしたいことではない。人と比べて、一人でがんばらなくてはならない。なぜこんなに「生きたい」と思えないのか、「働きたい」と思えないのか。
お金に頼らない生き方を選んでみると、それは手間がかかり、周りと競争して一人でやろうとしてもできないから、協力して一緒にやっていくしかない。人に頼るし、必要ともされる。資格があって、これができます、と自分を売り込む必要はなくて、目の前の作業をやる中で得意なことや苦手なことも見えてきて、自然と役割分担がなされ得意なことをしているのかもしれない。そして感謝されるならそんな嬉しいことはないだろう。明日も生きてみてもいいなって思えるだろう。
子が仕事を辞めた後一年ほど連絡が取れない。連絡が取れたとして何と話しかければいいか。「仕事はどうなの?」と聞いても反応はないだろう。
引きこもる理由を考えて知ろうとしたうえで話しかける。聞くというよりはまずは「私は」を主語にして、私は今こんなことをしている。こんな人に出会ってこんなことを考えた。あなたにも一人でいる時間を長く過ごすより、人に出会ってそこでなかなかうまくいかないことにも時間をかけて欲しい、と自分の考えを言うことしかできないだろう。相談や悩みはいつでも言って欲しいと伝えることは大事だろうが、結局それは親に言ったところでなかなか解決しない。他人に相談したり頼ったりできることが何よりも大切なことになるだろう。くみこ
・11月6日(日)秋のかぼちゃ祭り☆鍋の会 12時~16時 第475回
☆野菜屋さんでよくかぼちゃを見かけます。ということで急きょ開催かぼちゃ祭りです。ぜひ皆さんのお勧めかぼちゃメニューを持ち寄ってください!(手作りでも甘いものでも)持ち寄れない方でも大丈夫です!お鍋も作ろうと思います。麺を手作りしてカボチャのほうとう鍋はいかがでしょうか!?〇初めての方でも久しぶりの方もぜひご参加下さい!
場所:カフェコモンズ ※集まってみんなで買い物をして、鍋を作りたいと思います。
待ち合わせ:11時45分JR摂津富田駅改札口
参加費:カンパ制
参加資格:鍋会前か後に引きこもりを共に考える交流学習会に参加
※参加希望の方は必ず事務局までお申込み下さい。
11月の定例会◆(不登校・引きこもり・ニートを考える会)
11月19日(土)14時から (284回定例会)
場所:クロスパル高槻 5階 視聴覚室
当事者・保護者・支援者問わない相談、交流、学びの場です。
参加希望の方は事務局までお申込みください。
詳細はこちら
※参加者は中部から西日本全域にわたります。遠方の方もご遠慮なく。
【高槻市青少年センターと共催で行っています】
9月17日(土)の定例会、参加は8名でした。(内3名の方がご家族)ニュースタート事務局関西ではどんな集まりでも、例えば鍋を食べること旅行をすることを目的としているのではなく、それは手段であってそこで必要になるコミュニケーションを目的にして活動している。それこそが大事だと考えているから。他人と会って相手が何を考えているか想像する。1人で引きこもっている時間を長くすることよりはその時間を作っていくことに時間をかける。
皆様の話からは、高校までも人間関係は苦手な方だったが無事進学して大学や専門学校に行き初めたのに、行けなくなる。理由を聞いてもわからない。なぜ答えられないか、それはたくさんの嫌なこと辛いことの経験が日々こまごまとありすぎて簡単には言えないからだろう。学校に行く、ということは自分でも気づかないうちにたくさんのことを周りに適応させてどうにか成り立っている。「授業で前を見て座る」=「この時間は外に出てはならない→しんどくなったらどうしよう、トイレに行きたくなったらどうしよう」そんなの無視すりゃあいいと思えない真面目な子ほどその不安感は大きくなるだろう。「こうしなくてはならない」は「こうはしてはいけない」になり、学校というのはその連続で成り立っていると思う。それに真面目で人の気持ちが想像できる感受性豊かな子こそ適応しすぎてしんどくなってしまう。感覚をマヒさせて適当にでも学校に行っていればいいと思えない子が、行けなくなってしまう。それはとてもまともな感覚の持ち主なのではないだろうか。
子どもが引きこもりだす。これはいつまで続くのか、自分たちがいつまで働けるかもわからないし…という親御さんのお話はよく聞きます。「いつまで引きこもらすか」ではなく、その子がどう生きるかが問題であって「5年10年ずっとこのままだったら」と考えるのではなく、信じて背中を押すことが大事だったと他の親御さんから意見もいただきました。前を向いて頑張っているようなそぶりを見せるわけでもない子を前にしてその子の心の中の変化を信じることは本当に簡単なことではない。確認したいし、その子が動き出す前に口を出したくなる。もちろん放っておいてもいいわけではなく、外の世界や他人とのつながりを持てるような場所(学校や仕事とは関係ないことでも)へつなげようとすることは親のできることだろう。そして出ようとするときは前に立ちふさがるんじゃなくて後ろにいて背中を押す。その時親は子供の方ばかり見ているのではなく子どもと同じ方を見て、自分自身も人生を一生懸命生きていて、そのありのままの姿(かっこよく成功したところしか見せないのではなく)を見せ続けることも大事だと思います。(くみこ)