7月例会報告
7月15日(土)の定例会、参加は10名でした。(内4名の方がご家族)
冒頭こちらの話は、代表の友人の話から。重度の脳性マヒがあることで施設で生活をしていた時は、何か失敗しても(腐ったものを食べてお腹を壊しても)スタッフの責任になってしまった。施設を出て一人で暮らすことを始めたころ、一人で外でこけたことがあった。周りの人や知り合いに気をつけないといけない、と言われるかと思っていたら、あほやなと笑ってくれた。自分の責任になるということ。「誰でも危険を冒す権利がある。」
引きこもって家にいる状況では、親の責任になってしまう。お腹が空いて死にそうになることなど体験できるはずもなく、そのだいぶだいぶ手前でご飯が与えられる。自分の存在を実感できない。周り(親や学校や社会)に流されて進学して、何のために勉強してきたのかわからず立ち止まる。失敗したとしても自分で決めて進んだ道じゃないから親のせい。少なくとも親は子のためにも生きているけれど、本人は自分のためでしかないなら、そこにおいてモチベーションは続かない。少しでも家族のために(本当の意味で)自分の役割があって頼られているなら、自分の人生に実感が生まれるのかもしれない。そのためには親は自分の人生を必死に生きる。そうすれば家のことは家族みんなで考えてやっていかないと回らないはずだ。
今は多くの人が一人で生きていく術を見つけてから人と関わろうとする。そうなると、なぜ関わる必要があるのかわからない。1人だけじゃ生きられないから人と関わるという考え方。
子に対して、一緒に生活している大人として、信じて接することがほっておかないということ。介護対象の何かができない人ではない。
社会が若者は何もできないと思っているのでは。
など、みなさまからの話しを踏まえて参加しているみんなで意見を言い合い、考えました。(くみこ)