それぞれの一対の人間関係にはその当事者2人にしかわからない理解の型がある。冗談をいつも言い合う仲の片方が真剣な話を伝えるには「これは真面目な話なんだけど」とまず話の前提に関する注釈を付けてからでないと切り出せない、などのように。これが親子の関係になるとさらに独特の意思疎通のパターンができておりその一組の親子にしか伝わらない細やかなニュアンスがある。このような、表現の奥にあり当事者だけは把握しているかもしれない共通理解のパターンを「文脈」と表現するものだと思う。多くの場合文脈はその瞬間の表現だけではつかめず、それ以前のコミュニケーションの経験から類推されるものだ。固定的な人間関係においては「それ以前」が、数分前から数十年前にも及ぶものかもしれない。
例えば私の娘は私のことを「お父さん」と呼ばず「おっさん」と呼ぶ。他人にはなぜこのような呼び名が成立したのかかいもく見当もつかないだろう。娘が2歳くらいの時に父子で公園に行き、父である私がはて何をすればよいのかと困り、周囲の母子で遊んでいるグループに入ることもできず、ただ父親らしく「遊んでいなさい」など言っても子供だって何も面白くないだろうと考え、2歳の娘の弟にでもなった気分で、子供と同じ目線で同じように砂場で遊んだことがあり、それがうまくいったと感じられたので以降も私は子供と同じ目線でコミュニケーションするようになった。つまりほとんどの場合私と娘は遊ぶか冗談を言う仲になった。叱りつけることなどありえなかった。まだそのころ子供は私のことを「お父さん」と呼んでいたが、子供が小学生になって友達の親を見るようになり、自分の親がいわゆるふつうの「お父さん」と呼ばれる存在とは相当違うふるまいをしていることに気づくようになり、「この人はお父さんではない」と言いだして呼び名が変わるようになり最終的に「おっさん」という呼び名に落ち着いたのだ。
この関係性がなぜ定着できたかと言うと、通常「おっさん」である私と娘の関係性にはオプションのスイッチ機能があり、例えばいじめを受けたときとか進路に関する問題など、ふつうに相談しなければならない内容を抱える時には親として対応する。この瞬間に遊びや冗談は一切消える。これこそ長い年月で培った文脈なので、2人ともあうんの呼吸でスイッチを切り替える。器用と言えば器用だが、私にしてみればむしろたまに出る父親らしいふるまいなので窮屈もない。このような私と娘のコミュニケーションの文脈は十数年保たれてしまった。この文脈が成立してしまった前提として一人っ子であるとか私が他の親と仲良くなるのがしんどいとかの原因があった。
ニュースタートの活動で出会う親御さんには、ひょっとして「いつも」ふつうのお父さんをされているのではないかと思えることが多い。そうならばいざという時、家族の中に問題が起こった時に対応できたのだろうか、窮屈な感じではないのだろうか、と気になってしまう。
※次号に続く
★ひきこもりをゆるく話す会★
≪日時≫10月31日(土)14:00~16:00(途中からの参加でも大丈夫です)
≪場所≫カフェ・コモンズ
≪申込≫ニュースタート事務局関西まで電話かメールで申込みして下さい。
≪参加≫参加費300円でワンドリンク付き
≪内容≫コーヒーなど飲みながら、ゆるく話ができればと思っています。
ひきこもりや不登校など広く関心がある方ぜひ参加お待ちしています。
ゲームをする人がいたり話をする人がいたり、親の方も一参加者として来られたりと色んな表情がでてきているようです。
初めてのかたもぜひご参加下さい。

今回の旅行も人とのつながりや交流によって企画する事ができました。参加者の方も含め古民家の家主さんや家の修繕等に協力してくれた方々にも感謝しつつ、旅の報告をさせてもらいます。
毎年恒例となったNS夏の旅行、今年は河内長野の滝畑に行ってきました。宿泊は滝畑ダムの近くの古民家を使わせてもらう事ができ二泊三日の旅でした。前評判では色々な意見が飛び交っていましたが視点ひとつ変えれば贅沢とも過酷とも考えられる今回の夏の旅行。さて今年はどんな旅行になったのでしょうか?みんなの感想とともにご覧ください。
~今回のだいたいのスケジュール~
1日目
11:00 河内長野駅到着、駅前で昼食と自由行動。
12:15 集合。バス12:30発 滝畑へ
13:05 古民家到着。自動車組と合流
13:30 自由時間(三日間家を使用する準備含む)
18:00 晩ごはん バーべキュー
20:00 自由・後片付け・風呂(かくし芸&クイズ大会)
2日目
8:30 朝ごはん&ミーティング
9:30 自由行動
(ほとんどの人が川遊びに出かけました)
18:30 晩ごはん バーベキュー&カレー
20:00 自由・後片付け・風呂
3日目
8:30 朝ごはん&ミーティング⇒帰宅準備、掃除
10:00 滝畑ダム見学(1時間程)
12:00 帰宅 南海バス滝尻発12:11
1日目
今回は泊る所にお布団など設備がそろっているわけでなかったので、こちらから人数分の布団や扇風機なども持って行きました。
着いてすぐに庭の草刈りが始まりました。夕食はここでBBQをするのでその為にスペースを作ります。
ダムの周りや川辺の道にさいていたユリにツユクサ、街中で見かけないとながめていたけれど、近所でも咲いていた…。光藤
2日目
2日目は川遊びに行く組と、サイクルスポーツセンター組に分かれました。
日中と夜の寒暖差が激しく、長袖を持って来ればよかったと後悔しました。滝畑レイクパークへの散策中に“マムシ注意”の看板があって、怖い所だなと思いました。 M Y
2日目朝から川で遊んだあと、古民家に帰ってきて、10数人で昼寝をした。こんなに大勢で昼寝をした記憶はずいぶんと昔の事だ。高橋
ひさしぶりにおんせんでいっぱいたのしめました。あぶがこわくて外にちょっとしか出れませんでした。 一花
おんせんたのしかった しき
3日目
朝からこの旅行で使ったシーツを洗濯して、庭で絞って干してから、滝畑ダムの見学へ出発!ダムの中は涼しくて電気を消すと真っ暗で巨大で少し怖い気もしました。
久しぶりにおでかけしました。花火、ダム、川遊び、バーベキュー今年初めてで楽しかったです。良い思い出になりました。 福田明彦
3日間いろいろありましたけど、楽しかったです。充実した3日間でした。こうず
最初はちょっと長い合宿になるのかなって思ったけど、2泊3日あっという間でした。良い思い出ができました。 O・K
いろいろたいへんでしたが、とてもすてきな所でよかったです。Kさん
台風で旅行に行けるのか危ぶまれていましたが、天気に恵まれて旅行日和となりました。川の水が冷たく入るのには覚悟が必要でしたが気持ち良くさっぱり出来ました。川の近辺をあるいてみても小さい石ころなどがなく足ツボマッサージにちょうど良かったです。BBQで食べ飲みタバコも進みました。二日目の夜は気分が沈んだと思ったら笑いが止まらなくなりました。これからもっと良い村になっていくのだろうなと思いました。栗岡大悟
今回の旅行では、富田から目的地までの移動は荷物を積んだ車を運転して行きました。
目的地までは170号線をひたすら真っ直ぐ進むという道のりだったので迷うことはなく、富田から2時間ちょっとくらいとそこまで時間もかかりませんでした。
河内長野市内に入ってもまだ辺りは普通の街並みだったのですが、道路標識に従って滝畑と書いてある方向に左折するとあっという間に周りに何もなくなっていき、坂もかなりきつい山の中に入っていきました。
宿泊する古民家と河内長野の市内までの距離は車で10分ほどでした。
そのくらいの距離で風景がガラッと変わってしまうのは不思議に思いました。
旅行中の出来事としては、ダムの見学がおもしろかったです。
ダムの内部に入りましたが、外は暑いのに中はひんやりと涼しく、ダムの状態を監視している機器などが見れておもしろかったです。 M,M
あいつは隣の田から、垣根の下を通ってやってくる。夕方、みんなが集まる軒先に。
すっと飛ぶ早さは100キロ以上か。直線を鋭角に曲がりながら人の背後を狙う。

ある人は背中に何か所も。私は左足を三か所やられた。止まる瞬間に見ると体は三角に羽根が伸びており、ジェット機そのもの。このやっかいな連中と地元の人はどうやって折り合いをつけているのだろうか。とても気になるキャンプの1シーンでした。長井
今年の旅行での思い出を語ろうとすると、どうしても「アブ」の存在が一番に出てきます。みんなのお楽しみな夜のバーベキューで、アブにとってもお楽しみな夜のバーベキューが始まり、互いの領分を侵す者たちとの激しい戦いが繰り広げられていました。人間同士でも分かり合えずに戦争をしてしまうぐらいですから、虫と我々人間が分かり合えずに戦うのは至極当然のことなのでしょう。そんな中、敵をひたすら罵倒するだけ罵倒して、敵の存在や位置を味方に知らせるだけで自分は逃げ回る、そんな滑稽な人間もおりました。気づけば自分はそんなクズ人間代表みたいな男ですが、今回の旅行も十分に楽しめたので良しとします。来年もまた、性懲りもなく旅行に赴くであろう男をよろしく。失敗画伯
台風と秋雨前線のちょうど合間で雨男の力は発揮する事なく恵まれた気候で過ごしやすい三日間でした。数人の酒豪達は一夜目ビール、チューハイ50缶以上と地酒などビン4本、紙パックの安めの焼酎を半分ほどしか残さず、あわよくば二日分になればと目論んでいた人達の期待は一掃されました。二夜目はさすがに酒豪達も昨晩の夜更かしと昼間の疲れでペースダウンしたみたいです。不健康な感じもしますが長い夜も旅行の醍醐味でこれも思い出の一つになるなら良いじゃないでしょうか。ちなみに僕は淡い期待もしていましたが長い夜の共演者でもありました。…「共犯者」ではないですよ。自由人
今回は宿泊施設ではなくて、一軒の古民家に泊まりに行きました。家主の方もそこに住まれていないので、もてなされるわけではなく、着いてからまず自分達で、夕食のBBQのためにも草木ぼうぼうで狭くなってしまっている庭の草刈りをして場所を作りました。電球が切れている所を日の明るい内につけかえたり、ついてなかったトイレの鍵をつけたり。こういう、生活するうえで必要な仕事がたくさん出てきました。帰る前の掃除や片付けもいつもより気合が入ります。シーツを二層式の洗濯機で洗って脱水機が壊れていた時、庭で二人組になって両側からねじって水を切っていました。脱水機が壊れたらそうやってしぼればいいのかと感動しました。前に家の脱水機が壊れた時、なすすべもなく、ぼとぼとのまま干していた自分を思い出します。生きる知恵が何より価値のあるものになっていく生活の中では周りの人を必要として、自分のできることは必要とされたりします。大切な事だと実感しました。あとは、普段見られないみんなの姿にたっくさん笑って、疲れて、また笑った旅行でした。楽しかった(^^)v くみこ
2泊3日の旅行はとても思い出深い。
ダム、古民家、バーベキュー、川遊び、沢山の仲間との出会い。ありがとう!!高本淑枝
市街地から離れたところでのお泊り。車がないと買い物など不便なこともありつつ、なんとかなるようになって。何度も往復してくれたドライバーのNさんとMさん、とても助かりました、ありがとうございました。下見で行ったときは不安しかなく、でもみんなで行って見る景色は違って、楽しいものでした。ダム見学も良かったです。セミの声はするけども、三日間晴れわたった空はとても高くて、夏のおわりを感じる旅行でした。 Fuku。
★10月の鍋の会★
第359回 10月11日(日)13時~17時
第360回 10月25日(日)13時~17時
朝夕は涼しくて、過ごしやすい季節ですね。
そして何よりご飯がおいしくて大変です。お鍋がおいしい季節がめぐってきました。
本人がなかなか動けない段階の場合は親御さんだけでもぜひご参加下さい。
鍋の会には寮生や、生きにくさを感じながら動こうとしている若者も参加しています。
自分の子とはなかなか話せないかもしれませんが、他の若者と話してみてください。声を聞いてみてください。
参加申込みは事務所まで、電話かメールでお願いします。
詳細はこちら
鍋の会に新隊長が誕生!ちょこっとインタビューをしてみました。
インタビュー 坪井君
挨拶をお願いします 8月から鍋会隊長になりました坪井といいます。
どんな鍋の会を作っ まず僕は8年位前に鍋の会に初参加しました。その時は
ていきたいですか? 参加者が今より多かったのでまずは参加人数を増やした
妄想でもいいですよ いと思っています。
今まで参加してきた う~ん。毎回かなぁ。あと実は鍋の会の後に時々2次会的
鍋の会で印象に残っ な集まりが発生して、そこでもさらなる親睦が深まります。
てる事は? それも楽しみにしています。
前任の隊長になにか 大人数の鍋をいつも美味しく作り上げているのはすごい
あればどうぞ と思います。僕は鍋の美味しさにも惹かれて参加していたので。
尊敬しますし見習いたいと思っています。
鍋の会へ参加される 「鍋の会」だけどお酒もいっぱいあって初参加の人はビッ
方へのメッセージを クリするかもしれないけど、気軽に来てください。
『357回目の鍋』
9月13日。夏の暑さも去りゆく季節の変わり目に出てきたレモン鍋。サッパリしていて程よい酸味の効いた食べやすい鍋に何度もおかわりをしてしまう参加者達。一風変わった鍋だったせいもあってか、交わされる話の内容も「目玉焼きに何をかけるか?」等のそれぞれの拘りを披露する場となっていました。 つぼい。