NPO法人 ニュースタート事務局関西

12月の定例会(不登校・引きこもり・ニートを考える会)

By , 2017年11月19日 10:00 AM

12月の定例会◆(不登校・引きこもり・ニートを考える会)

12月16日(土) 14時から (227回定例会)
場所:高槻市総合市民交流センター(クロスパル高槻) 4階 第4会議室
当事者・保護者・支援者問わない相談、交流、学びの場です。
参加希望の方は事務局までお申込みください。詳細はこちら
※参加者は中部から西日本全域にわたります。遠方の方もご遠慮なく。
【高槻市青少年センターと共催で行っています】

定例会&父母会一言報告コーナー10,11月

By , 2017年11月19日 10:00 AM

定例会報告

10月21日(土)に11名参加(内御家族さん4組)でした。
今回は台風の接近もあって天気も悪かったのですが初参加の方も多く貴重なお話も聞けました。今回の話題の中では「謝る」という事はそもそも「誤り」が解らないまま相手に謝ってもすれ違うだけにで、何に対して誤りを認めているか理解したうえで謝る事が大切だという話が印象に残りました。             

父母会報告

11月4日(土)に7名参加(内親御さん3組)でした。
今回は前半はいつものようにお話をして後半にはよるべと新寮の見学に行きました。駅前事務所からは歩いて20分ほどで着きそれぞれの建物で自分達で作った事など説明すると皆さん感心されていたようでした。父母会はいつも話の交流で終わる事がほとんどですが今回のように外に出る機会は新鮮でした。

「子どもは産まなくてもいい」髙橋淳敏

By , 2017年11月18日 2:00 PM

前に少子化なんかの話題の時に、他の動物にくらべて人類だけが、単に産みたいだけ産ませたいだけ産むというような種の保存的本能や行為から、逸脱できるのではないかといった意見を、ある動物好きのお母さんからうかがったことがあった。その方は種の滅亡といったことまで話されていたのでそこで同意することはなかったが、私たちは幸せかどうか分からないが、後先考えずに子どもを産むとか産ませることを忌避する倫理を持っているか持たされていて、子だくさんな夫婦であっても経済力を無視したりパートナーを変えたりして子づくりするようなことは非常識なこととされている。歴史や民俗的にはいろいろあるだろうが、現在の日本や文明国と言われるような圏内では、男女の一夫一婦制であることが望まれていて、自由恋愛はあっても子づくりは事前にも管理されている。他の動物にも環境によって出産を調整するような種はあるが、当事者同士の男女の同意なんて問題とも違って、近代文明によって包摂されている人類社会は子どもをただ産みたいときに産んだり産ませることをさせていないのは確かである。だから産まないことを評価されてもいいはずだ。

 

その意見がショックなのは、若い人が経済的にも子どもを産めない環境にあることや人口減少する政策を批判しては、少子高齢化の社会をどう生きればいいか、子どもを育てやすい社会とは、なんてことを今までも考えていたのだが、子どもを産まなくなるような社会を前提としては考えてなかったと気づくわけである。子ども自体が少なくなったり居なくなってしまう社会は、それはよくない社会であって、子どもこそが希望であると、だから子どもは増えるのがいいと考えているはずだ。現に私も子育てをしていて産まれてきた子どもは希望であるわけだが、希望であるはずの子どもは増えていかないのである。その理由として子どもを産む世代の生活の見通しの立たなさが指摘されてきたが、子育てを巡る様々なニュースとその扱われ方を見ていると、少子化対策なんてことを口々に言っていても、自分の子どもは欲しい人はいても、社会は全体として子どもが増えることを望んでいないと思うことが多く、そもそも一体だれがどういう目的で子どもが増えることを望んでいるのかと疑問に感じることが多い。

 

子どもが産まれる話しではないが、私は物心がついたあとに、まだ大人にはなっていなかったが社会から望まれなかった経験がある。それは私自身の出発点であったように思う。だから望まれる人になりたいと、やりたくもない勉強をしたり、労働商品として価値のある人間になろうと励んだり、そのような価値基準で人のことを馬鹿にしたこともあった。自分の親は身勝手なところもあったが、私自身は親には望まれて産まれてきたと思える。でも親以外にただ生きていることを受けとめてもらえるような経験は、学生の頃に遊ぶ友人関係くらいしか思い当たらなかった。中学生になり社会に出ることが意識されると、無条件に自分の生を受け入れてくれるような人はいなくなった。あるいはいたのかもしれないが、そのような人の存在は疑っていた。そして素直にはなれず恰好をつけることになる。それが大人になることだと考えていた。でも大人になることはそういうことではなくて、子どもの生を条件付きではなく喜び、共に生きることができるのが大人であると知ったのは、自分が親になってからつい最近のことだ。よその子どもを受け入れられないような社会は、子どもの存在を望んでいるとはいえない。生産性のある大人になるような子しか受けつけないのは、子どもの存在自体を社会としては望んでいないことでもある。親たちは自分の子どもだけは他人に望まれる存在にさせようと、世間の欲望の対象にさせるべく子育てに汲々としている。そんなことをしないで、よその子をそのまま受け入れることができれば、少子化問題は解決していくはずなのに。

 

子どもの存在はいつでも希望である。それは大人になって役に立つからとかではなくて、子どもの存在そのものが希望である。生きることの何たるかをその若い身体に宿し、人間の何たるかを全身で教えてくれる存在である。引きこもっている子を愛していない親はいない。ただその愛のようなものは親子間だけでは子に伝わらないし、親もその気持ちに自信はもてない。私は親には望まれて産まれてきたが、ある時から親の愛も条件付きではないかと疑っていた。それは外に無条件で受け入れてくれる大人の存在がなかったためだと今にしては思う。親の愛が足りなかったなんてことではない。親子だけの閉じられた関係では子育ては不可能だ。子どもを望まなくなった社会が子どもを望むようになるには、子ども自体が希少な存在となって、立派な大人にさせるために産むのではなくて、子どもとして望まれて産まれてこなければならないのかもしれない。そんな時代なのだから今無理をして産む必要もないだろう。といって、たとえ親から望まれなかったとしても、産まれてきた子どもの生は誰かが祝福すればいい。同性婚も認めていけばもっと子育てしやすい社会になるはずだ。最後に矛盾するが、これらのことを考えることができたのは自分の子どもがあったからでもある。明日には産まれてくるだろうまだ名もなき友人の子を祝福するとともに、私たちの娘2人に感謝する。

2017,11,17 髙橋淳敏

滝畑てれれ合宿

By , 2017年11月13日 10:10 AM

土曜と日曜で大阪府河内長野市の滝畑、「てれれ」へ合宿に行ってきました。

土曜日は「お金について語ろうよ」という集まりで幅広い世代や考えを持った人たちで話し合い、バーベキューをして夜遅くまでカードゲームに興じ、2日目は朝から権現の滝やダムを見に行ったりして、最後は外で鍋の会をやってきました。紅葉もきれいで、朝昼晩とお米を炊いたりずっと外の焚火で調理して火をおこしたり眺めたり、取れた芋とか瓶のふたが開かなかったため食べられなかった3か月越しのピクルスをいただいたり、出会いもたくさんあって、またいい思いをさせてもらいました。http://terere.jugem.jp/?cid=30

☆よるべ開所式☆

By , 2017年11月10日 11:25 AM

「よるべ」開所式
日時:11月23日(木)11:00~17:00
場所:「よるべ」 高槻市宮田町1丁目12-7
※参加希望の方やご質問などありましたら事務局までご連絡ください

JR京都線「摂津富田」から徒歩15分程
高槻市市営バス「宮田」から西へ10分程「宮田公民館前」から東南10分

 

スケジュール
11:00 「開会宣言」
よるべ所長からあいさつがあります。宮田町の皆さんに知ってもらう良い機会になればと思います。
11:30 「コミュニティマーケット」
近隣の方々で助け合いのある生活をめざして小さいお店を出します。使ってない物は使う事で無駄にならず活かせます。買うのはもちろん眠っている物等あれば出店、出品にもご協力ください。当日でも相談してください。
11:30  「おにぎり&とん汁作り」
野菜切ったり、おにぎりにぎったり、お手伝いよろしくお願いします!
12:30頃 「青空マージャン」
ニュースタートには麻雀好きな若者も多くいます。そんな若者達に一局チャレンジしてみてはどうでしょうか?もちろんルールが解らない方も教えますので一緒に楽しみましょう。
12:30頃  「パン生地作り」
☆1次発酵スタート
13:00頃  「昼食タイム」
みんなで作ったおにぎりととん汁いただきまーす!
14:00頃 「あんパン成形」
あんこを包んで好きな形に作りましょう。☆2次発酵スタート
15:00頃 「パン焼きスタート」
オーブンが小さいので何回かに分けて焼いていきます。焼き立てほやほやをつまんでたら何個でも食べちゃいそうです。たくさんできたらお土産に(^o^)/
15:00頃 「引きこもり座談会」
今回の目玉イベント。数名の若者達が討論します。若者から見えた現代は未来への課題とも解釈できます。より良い未来を創るための参考になればと思います。今回のテーマはそのまんまですが「引きこもり」です。
16:30頃 「開所祈願 宮田春日神社」
よるべから宮田町内を歩き地元の神社にお参りに行きます。末永く地域に根付く集まりを作れるよう願います。
17:00 「代表あいさつ 閉会」
ニュースタート事務局関西の代表のあいさつで閉会します。

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