7月例会報告
7月16日(土)17名の参加がありました。そのうちご家族の方は5名でした。
こちらから冒頭少し話をしたあと、皆様からお話聞く中で意見を交換したりしました。
引きこもりの状態になるまでの生き方として、学生から働いた経験のないまま動けなくなってしまう場合と、一度働いたことがある上で続けられなくなり辞めてからこもりがちになってしまうという場合がある。今回も参加された家族の方から両方のお話がありました。一度働いた経験があり上手くいかなくなってやめることになった時の次動き出す際に感じるしんどさと、一度も働いたことがなく想像だけで膨らむ働くことへの怖さはまた違うと思いますが、どちらにも必要なのは親以外の大人に出会っていくことでしかないと感じました。それはなぜかというと、一度働いて社会に出た人はその時に出会った、うまくやれなかった人とはまた全く違う価値観を持った人間がたくさんいるんだということを知って、一緒に何かをする中で出会っていければ、希望や外への関心を持つことができるだろうから。まだ働いた経験がない人にとっては詳しく知る唯一の大人が親だけ、その価値観の中で育った本人にとっては絶対的な正解の姿になってしまっているからそうではないことを知るために。
親からの心配や願いとしては、外に関心を持っていないのではないか。遊びでもいいから何かしたいこと見つけて欲しい。楽しく暮らしてほしい。大学や学校も行かなくてもいい。仕事も今すぐはしなくていい。という声をよく聞きます。親は子に甘いし、子も親が言うことを聞いてくれるとわかっている、思い通りになる相手といるときに、子は意思決定なんてできるだろうか。自分と考え方も違う思い通りにならない他人と接するときに初めて自分はどうするか、どうしたいかが出てくる。親と子だけの関係だけではいつもでたっても何がしたいかはわからないのかもしれない。(くみこ)