NPO法人 ニュースタート事務局関西

10月例会報告

By , 2021年10月26日 10:02 AM

 10月16日(土)11名参加でした。
 今回は初めに、参加された方々の自己紹介を兼ねて、ニュースタートに関わったきっかけと、今ご自身で興味のあることを話してもらいました。その後にいつものように皆さんの今の状況などの話をしてもらいました。
 自己紹介では皆さん自分の問題というよりは子どものことで来ているのに、自分に焦点を当てて話すということで少し考えながらもいきいきと話してくれた様子もあり良い時間だったなと感じました。特に初参加の方にとってはどんな人が集まってきているのかがわかり安心感もあったのではないでしょうか。
 皆さんの話からは、例会では幾度も話し合われてきたことですが、引きこもっている状態にあるわが子が怒りを抱えているという親御さんの話と、無気力に見えて心配だという親御さんの話がありました。
 親の言うように(親は強要したつもりはなくても)勉強して大学にも行ったのにうまくいかない。上昇志向でプライドも高くまじめで頑張ってきた人にとって、今の動けない状態の自分を認めることができなくなった時その辛さは親への怒りとして発せられることが多いのではないか。この時に受け止める側の親が今までの価値観でいては、子にとっては分かってもらえないと感じてより怒りは大きくなる。わかりやすく言えば「良い大学=就職=幸せ」ではない価値観が必要で、そのためには親は違う価値観や生き方をしてきた人に出会ったり知ったりすることに本気で取り組む必要がある。親自身がそのことに気づけたとしたら意外と子はもう親に分かってもらおうと執着しなくなるように思います。まぁちょっとわかろうとしてくれたとしても親はもうそれほど変わらんから自分は外に話せる相手を見つけに行こうと。いい意味で、親にわかってもらうことを諦める。親というのはこれから先の自分に必要な相手ではないと切り離せることが重要だろう。
 無気力のように見える。何も言ってこない。人にも会わないけどそれなりに自分のやることをやっている。本人はいろんなことを考えながらも生きていて、親が先回りして心配する必要はないのでは。でも話しかけない関わらないということではなくて、親は自分はこういう風に考えている(例えばいろんな考え方の人に出会うことが大事だと思っている、など)は話しながらも、見てしまうと気になるなら物理的に離れて(好きなことをする時間を作ったり仕事に出たり)親が自分自身の人生を生きることが大事なのではないかと感じました。(くみこ)

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