○勉強会「哲学の汁」中田講師
6月22日(金)はこれから哲学の講座を月に一度してもらうことになった中田さんに、哲学の入り口の話をしてもらいました。哲学とは何なのか、そしてその歴史の中のほんの一部分に触れました。その語源は「フィロソフィア」知恵を愛する、探求する、という意味があります。生きる中で、こうしたらこうなると感覚的にわかっていたことをどうしてこうなるのかと考える事。私たちの生活の中でも何となくわかっていることはたくさんあって、それを改めて考えて言葉や形にすることが哲学なのかなと感じました。講座の後半、参加していた寮生や元寮生、スタッフにここまでの話で感じたことや質問はということで各自それぞれが自分の思う事を話してそれについてみんなでも意見を出したりしました。こうすることでより自分たちの近くに哲学を感じられてそれにちなんだ過去の哲学者を中田さんが教えてくれました。その中でも「どうしてお腹がすくんだろう」子どもの歌にもあるようなこの問いは過去の偉大な哲学者ディオゲネスも考えたそうです。変わり物のディオゲネスの逸話は面白くて、樽の中で生活していたなどぶっ飛んでいる様子がなぜだか勇気づけられもしました。他に、私たちは洞窟の中に投影されている劇を見て、本当の事だと思わされているだけで、太陽の下の外の世界は目が痛いほど眩しくて見ていられないほどだという洞窟の話など、自分たちに置きかえて現実の話として考える事ができました。これからどのように展開していくのか中田さんと一緒に考えながら決めていきます。これから第4金曜日が哲学講座になりそうです。(く)