☆おひな祭りの夕食会
3月3日(木)の夕食会はおひな祭りなので、ちらし寿司とあさり(ハマグリの前でにらめっこしましたが、気がつけばすぐ横のアサリを手に取っていました。)のお吸い物にしました。これに唐揚げもつけたい気持ちはやまやまでしたが、その分少しでもお刺身を多く買ったと思ったのですが、一人当たりにすると少しさびしい感じ…。しかし!盛り付けをそれぞれ自分の物は自分でやってもらうことにすると刺身の少なさは気にならず、みんな華やかに盛り付けられていて楽しかったです。家族だけでちらし寿司を食べて、はい終わり。よりも、おひな祭りを(どの季節のイベントもですが)みんなと笑ったり、話したりして過ごす事ができて嬉しいです。みなさまいつもありがとうございます!
☆たこ焼きマラソンin万博記念公園!!
天気予報は曇り、冷たく寒い朝でしたが、ついにこの日がやってきました!ランナーとマネージャーの4人は一足早く現地へ向かい、応援隊はドミトリーでお弁当作りです。春のいかなごのおにぎりに、いかなごの玉子焼き♪たこかにウインナーもつめて、すでに腹ペコ応援隊は12時公園入り口目指して向かいました。太陽の塔は本当に何度見ても心が震えます。これ見れただけでもう満足やぁ…とランナーの気持ちも知らないで公園内に入っていきます。その日は他のイベントもしており、入園料も無料だったのですごい人でしたが、マラソン折り返し地点の近くにゆっくりとブルーシートを広げる事ができ、競技場の緊張感をよそに応援鍋会スタートです。かんぱーい!みんなお腹がすいていたのかみるみるお弁当とお菓子は無くなっていき、ランナーが走りだして前を通る頃にはもう宴もたけなわでお腹いっぱい状態でした(^^)あわててカメラを持ってランナーを撮りに行きました。
ランナーたちの感想
今回もがんばった。一時間内を目標にしていた。スタート時の混乱にまきこまれながらも59分48秒。必死の走りに「ウィスパー余裕ないやん」と笑っていたのはどこのどいつだ。初老のウィスパー
カエルで走っているとたくさんの声援をもらいました。ありがとうございました<(_ _)> 栗岡大悟
思っていた程順位も悪くなく途中で抜かせる人も多かったので気持ち良く走れましたが走った後の方が大変な事になりました。10キロ走った後のたこ焼の味は覚えていません。自由人
走り終えた3人は、ひとしきり食べ放題のたこ焼きを食べてから、応援鍋会をしていた拠点に帰ってきて、お互い完走証を見ながら笑顔でぱちり。と言いたいところですが、その前にランナーズとマネージャーの不健康4人組はタバコを吸って、お酒を飲んで落ち着いてからの、ぱちり。でした。みんな練習の時の想像よりもすごく速くて、10キロを1時間ほどで完走しました。
本当に1時間も走っていたかなぁと余裕の寮生Kくん、二人が早過ぎる!とフルマラソンも何度か完走している長井さんと、思ってたより全然走れた!とハイテンションで走った後の足の痛さにロボット状態の田中くん。三人の荷物持ちや、こまごまとした受付対応をしてくれたマネージャーのHくんも朝早くからお疲れ様でした!帰りに見れる太陽の塔のうしろ姿のかっこよさに塔から目が離せずに人にぶつかりながら公園を後にしました。ちょとした遠足のような鍋会でしたね。楽しかったです。(く)
☆たこ焼きマラソンに向けて練習!atまいどおなじみ今城塚古墳
2月26日(金)のオブスペは、3月13日に控える「たこ焼きマラソン」に向けて練習をしに今城塚古墳に行きました。この日はとても冷たくて少し雨の降る日でした。私は今年はマラソンに出ないのですが、近頃筋力が増えたと自負していてどれほど楽に走れるか試してみようと、出場予定のお三方にくっついてやってまいりました。去年は苦しいながらも3周走れたのにやっぱり先にマラソン大会という目標が無いと踏ん張れず、結局1周だけ走って荷物番に徹していました。1周が1キロだと思っていたのですが、みんな思うようなタイムが出ず、「きっと1周、1,2キロ、いや1,3キロくらいあるんだろうと」みんなで思い込もうと声をかけあいました。なにせ、ゆるそうなネーミングの大会ですが、10キロを1時間半の制限時間内で走らなくてはならないという過酷な大会です。そして走り切ったその後にたこ焼き食べ放題。過酷すぎる…。(く)
「スパイは職場にやってくる」長井潔
「ベランダの窓ガラスを割っていいか?」
日曜の昼、喫茶運営の仲間から電話がきた。彼が店を出た瞬間に鉄扉の内側に立てていた2メートルの重い合板が倒れ、扉が開かなくなったという。
店に来てみた。
鉄扉は3センチしか開かない。ノブの下まで合板が沈んでいる。合板に触るためにドアを開ければ内側のノブに合板が引掛かって上がらない。ドアを閉めれば引掛かからないが合板を触れなくなる。
皮肉な状況に呆然となる。なぜ合板を玄関口に立てていたのか。
店はビルの5階で他の建物とは隣接していない。鉄扉以外で近づけるのはベランダの窓ガラスしかないが、内側から鍵がかかっている。
(ミッション・インポッシブルだ…)
こんな状況は映画でしか見たことがない。スパイなら屋上からロープを垂らして別の窓から入るだろう。
スパイ映画の音楽が頭に響く。困難な事態を楽しむ自分がいた。
排気口を見る。スパイなら90度に曲がりくねる中を這って登り天井を割って入るだろう。現実には、墨だらけの暗闇を突き進む自信はない。
ベランダはどうだ。スパイならガラスを割らずに隙間から針金を二本差して動かし内側の鍵を外すだろう。現実には、針一本も通さない構造だった。
(明日、ガラスを割ろう)
普通ならば修繕に3、4万はする。段取りを組むのもわずらわしい。肩を落として帰りの電車に乗る。
(扉を締めたまま内部の合板を持ち上げる。そんなの手品だ…)
そう思った瞬間に映画音楽がまた聞こえてきた。
ピアノ線は直径1ミリの太さで50Kgに耐えることを調べた。
翌朝9時に彼と集合。
「ガラスを割るしかないだろう」
不安げな彼に自分のアイデアを伝える。合板にピアノ線を取り付けて鉄扉を閉め上部の隙間から線を引く。
「失敗したら反対側のガラスが割れるよ」
鉄扉の上部には1ミリ前後の隙間はある。
「予約もある。12時には準備を始めたいし時間がない」
「あと3時間もある!」
彼に言い放つ。
「材料を買ってくる。知恵を借りたいから待っていてほしい」
彼がうなずく。
チャンスは一回。失敗すればガラスを割るしかない。ピアノ線とフック、大工道具を調達した。
鉄扉の隙間に手先を入れフックを合板に当てる。ねじ込むまでの力が出ない。やがて指先からフックがこぼれドアの内側に転がった。三度やっても同じだった。
これも、現実にはできない方法だった。3センチの隙間は手首さえ通さない。
(あと1センチでも広かったら…)
「君の意図はわかった。のこぎりを引けばいい」
(えっ?)
「のこぎりなら隙間を通る。合板に一筋入れる。ピアノ線の末端で輪を作って筋にのせれば引っかかる」
彼が静かに作業し、ピアノ線は見事にかかった。引っ張ると簡単に合板が浮いた。すかさず鉄扉を押して体を差し入れる。
入れた!玄関口は傷ついていない。彼と手を取り合って喜んだ。
扉を開けたのは私ではなく彼だった。
仲間と知恵をつなげば、いかなる扉も開くかもしれない。
2016,3,16 長井潔