NPO法人 ニュースタート事務局関西

1月例会報告

By , 2026年1月29日 8:56 AM

1月17日(土)例会がありました。10名(内家族の方が5名)参加でした。この日は冒頭にニュースタート事務局関西の元代表の西嶋さんの話をしました。この例会こそが西嶋さんが1998年11月から「大学生の不登校を考える会」として始めた活動でニュースタート関西の始まりでした。大学に行かないことが問題になるとはどういうことか、学生運動やサークル活動をするわけでもなく、友人もなくただ一人でワンルームの部屋にこもっている。たくさんの親御さんたちから相談を聞いて、なぜこんな現象が起こっているのか考えました。親たちの中には自分の子が病気なのではないかとも心配している人もいました。その頃学校に行かないこのことを登校拒否症という病名をつけた人がいたところからも、「引きこもりは病気じゃない」という考えで西嶋さんは引きこもり問題を考えました。2001年くらいからは3つの目標として、①友だち作り②親からの自立③社会参加をあげました。①は対人恐怖などに対して「鍋の会」などを開催し、人が集まる場所にいられること来ること。ご飯を家族以外の人と一緒に食べることというのはとても簡単なことのようだけど意外と難しいことでもあります。②は親離れ、子離れのために「共同生活寮」を始めました。③に対しては就労体験や仕事づくりなどのためにリサイクルショップをしたり、カフェコモンズを作っていくことにつながっていきます。「訪問活動」もこの頃から始まりました。

今書いていてもこんな短い文章では書ききれません。西嶋さんが考えてやろうとしたことにたくさんの人が心を強く動かされ自分も何か一緒にやりたいとつないで創ってきたことがニュースタート関西の歩いてきた道のりなんだなと改めて感じました。

 皆さんの話からは。親は子に「ずっといられては困るから」という風に思うのではなく、自分の好きなことをしてほしいし、外の世界でいろんな経験をして欲しいし、人と関わってほしいというメッセージを送り続ける。家族との関係があって引きこもれる場所があるということは逃げ道がちゃんとあること。

 引きこもっている今が安定して膠着状態にある場合は第三者がぽこっと現れるくらいでは動きが出にくいこともある。いっそ引きこもっていられるこの家がなくなってしまえばいいのに。

 引きこもる時間はそんなに長い必要はない。せっかく時間をかけるなら人と関わる中でうまくいかなかったり落ち込んだりすることに時間を費やせたら。    (くみこ)

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