10月例会報告
10月18日(土)10名参加(内家族の方は4名)でした。いつもは冒頭に代表が話をするのですが、今回は私が30分ほど時間をもらって自分がどうしてニュースタート(NS)に関わることになったのかを聞いてもらい、生きづらさについて一緒に考えれたらと思い話をしました。学生時代自分が周りの人とうまく話したり関わったりできないことをずっと自分のコミュニケーション能力の無さや面白くないせいだと自分を責めて落ち込んでいました。就職活動を始めなくてはならない時期になった時に、なぜかわからないけど就活ができない自分。したくない!私はしない!というような意志があったわけでもなく、どうしても就活に向けてがんばれなくてそれも自分が悪いのかとも感じました。それでそれならどうするのかと悩んで、試してみてぶつかりながら辿り着いたのがNSの定例会と鍋の会でした。そこで話を聞いて肌で感じて気づけたことは、今まで欠点だと思っていた、真面目だったり人の気持ちを敏感に感じすぎるところや繊細なところは長所だったんだと思えたのです。しかもそういう人は自分の他にもたくさんいることに驚き、そんな人たちが生きにくいと感じる社会の側に問題があるのではという視点を持つことができました。それは自分の方を向いていたカメラが外に向いた瞬間で、そうなって初めて自分を肯定でき、他の人と関わってみようと思えました。自分を責めながら1人だけでいくら考えていても悩みや不安が大きくなるだけで、自信をもてるようにもならないし、やりたいこともわからなかったのです。そのことを自分と同じようにも悩んでいる人がいるなら伝えていきたいとNSに関わってきました。能力が足りないとかできていないのではなく、逆に繊細でいろんなことに多く気づけているすごい人なんだと。
皆さんと話から。引きこもり始めて何年か経過して落ち着いてきている。初めは不安定で動きもあったが、今は静かに安定している。でもそれはそれでこれから先このままだとどうなるんだろうという不安。外の人との関りがなく家にいることが心配。
家で一人でいて他人と関わらなければ傷つくこともなく感情が動くこともなくなってしまう。そうなると何がしたいかわからなくなる。親ができることはなんだろう。これから先どうするつもり?何かしたいとことはないの?と聞くだけでは返事はないだろう。本人もわからないし心の奥底にあっても言葉にならない。そうではなくて、親は自分を主語にして、自分は今日こんなことがあってこんな風に感じたなど自分の話や、今家に一人でいて外に出ない状況はあなたにとっていいことではないと私は思っている、だから外に繋がるように考えたいなど正直に話すことくらいかもしれない。あなたのために~ではなく、自分はこう生きたいと親が言えるようになるためには、結構親は親で必死のパッチで生きることをしなくてはならなくて大変なことだ。(くみこ)
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