3月例会報告
3月16日(土)12名(内家族の方が4組)の参加でした。この日で例会300回目となりました。
投稿を寄せてくれた参加者の方の話を聞きながら、みんなで話をしました。引きこもっている人はなかなか助けて欲しいと言わない。引きこもり問題においては、その人が何かをできないわけではないので「助ける、支援する」ということよりも、逆に助けてもらったり何かを一緒にやるときに頼ったりすることがきっかけになるのかもしれない。社会や親、本人が思う引きこもり問題はどこにあるのか。本人の能力がない努力が足りないなど個人の問題ではなく、どこにあるのかといえば社会の側にある。
皆さんの話からは。就活が上手くできなかったこと。見下されているように感じる。この会社に入りたいという話を作って内定を取る人、他の会社を選ぶかもしれないことを分かりながら内定を出す会社、など人に対する不信感を持つ。それはおかしいわけではなく、とても正常な感覚なのでは。
自身も引きこもった経験のある人がしてくれた話。「引きこもっていた時は、自分もできないと思っていたし家族も助け方がわからなかった。自分の可能性を閉ざして何とか生きていける場所が家だった。動いていくとしたら自分にうそをつかずに生きるしかないから今こういう風になっている。自分の中に選択肢がある。それを自分で決める自由がある。他人と話すことで自分一人では行けない場所まで行ける。」と。他人と関わることは、自分ができる範囲を乱され、できるかわからないことをやらなくてはならなくなる。その時自分だけではできると思ってなかったことにチャレンジして可能性が広がっていくのかもしれない。こわいけど一つ一つやってみる。(くみこ)