1月定例会報告
1月21日(土)の定例会、参加は14名でした。(内7組の方がご家族)
小学校高学年頃から、不登校がちになったり体調を崩したりが始まり、中学、高校と不登校になり、というお話が何組かのご家族からありました。
行かなくなる子ども。どう声をかけたらいいのか。という悩み。家族は、行かなくなる原因を追究しようとするよりも、今子どもの状況がどうなっているのかを知ることが必要。「高校→大学→就職」に疑問を持ち立ち止まることができたということは、真面目で、周りに流されるのではなく自分の価値観で物事を考えようとした子だということ。偉い。そして、優しく人を思いやれる子ほどこの社会がつらくて生きにくくなっていることに気づくこと。本人は何に傷ついているのかその時はわからない。他人を蹴落とせる人こそ生きやすい社会だと感じてしまうと生きていく希望もなにもない。でも繊細な子ほど弱さもあるが、自分の考えを持ち流されない強さも持っているだろう。引きこもる子のことを何か人よりできていない子だと見てしまうのではなく、その強さを信じた上で、どう生きていくか自分で考えなさいと背中が押せたら。そのためにはまず親が高校→大学→就職ではない生き方について考えたりいろんな人に出会って学んだりしていかなくてはならないだろう。そんな風に希望も持って他人とやり取りしながら生きている背中を見せれたら、そんな親の姿を見られるなら子も、人生そう悪くなさそうだと感じることができるだろう。親が引きこもっている子の方だけを見て心配してどうする?どうする?という表情で毎日を過ごしていても子どもは動き出せない。親がまず自分の事を大事に考えて生きること。簡単そうで難しい。なぜなら子どものせいで動けないとは言えないから。でもきっとワクワクもする。助けて欲しいことも出てくる。そんな時子どもにも頼ることができれば、人としてお互いに尊敬し合える。
子どもが引きこもったら、どう声をかけるか。その前に、まず自分は何がしたいかに耳を傾ける。そうすれば話したい言葉がでてくるのではないか。(くみこ)