10月例会報告
10月15日(土)の定例会、参加は5名でした。(内2名の方がご家族)その場で話されたことを元に私の考えも含めて書こうと思います。
社会に出ること(学校や仕事)を悩み続けていた。そのまま中学、高校、大学と進んだが「就活」を前にこれは違うなと立ち止まった。社会に出るとき、「必要とされて働いて役に立てる」という風にはなっていなかった。「競争して少しでもいい企業で働いてお金を稼ぐこと」これこそが正解だと言われていた。それは自分のしたいことではない。人と比べて、一人でがんばらなくてはならない。なぜこんなに「生きたい」と思えないのか、「働きたい」と思えないのか。
お金に頼らない生き方を選んでみると、それは手間がかかり、周りと競争して一人でやろうとしてもできないから、協力して一緒にやっていくしかない。人に頼るし、必要ともされる。資格があって、これができます、と自分を売り込む必要はなくて、目の前の作業をやる中で得意なことや苦手なことも見えてきて、自然と役割分担がなされ得意なことをしているのかもしれない。そして感謝されるならそんな嬉しいことはないだろう。明日も生きてみてもいいなって思えるだろう。
子が仕事を辞めた後一年ほど連絡が取れない。連絡が取れたとして何と話しかければいいか。「仕事はどうなの?」と聞いても反応はないだろう。
引きこもる理由を考えて知ろうとしたうえで話しかける。聞くというよりはまずは「私は」を主語にして、私は今こんなことをしている。こんな人に出会ってこんなことを考えた。あなたにも一人でいる時間を長く過ごすより、人に出会ってそこでなかなかうまくいかないことにも時間をかけて欲しい、と自分の考えを言うことしかできないだろう。相談や悩みはいつでも言って欲しいと伝えることは大事だろうが、結局それは親に言ったところでなかなか解決しない。他人に相談したり頼ったりできることが何よりも大切なことになるだろう。くみこ