5月14日横断幕ワークショップと、21日例会報告
5/1餃子パーティー、5/8押しかけ鍋の会でも横断幕へのメッセージ集めなどをしてきたが、5/14(土)には広い場所を使って実際に横断幕に字を描いていくワークショップを行った。これは、ニュースタートに関わってそれを表現活動にしていきたいとフランスから来ていたアーティストと引きこもりデモに向けて開催したもので、横断幕には「みんな みんな ひきこもり」「私は笑っていたい」「私は誰も排除したくない」「私は息子を助けたい」など、来れない人の分も含め一人称で語られるメッセージが載せられていた。他にも、「働きたくない」「働かせてくれ」とか「独りでいたい」「友達が欲しい」とか「言いたいことを言わせてくれ」「無理やり話させるな」とか「死にたい」「死ぬつもりはない」とか「社会復帰を押しつけるな」「社会を復帰させよう」などの言葉もあった。これらの横断幕は後日行われた「引きこもりデモ」で一人ひとりが掲げて歩いた。強い主張や何かに対する怒りを一方的に伝えるというよりは、自分の中での葛藤や願いなど普段心に押し込めている想いがわぁっとあふれ出たような横断幕でどの言葉も思い当たるような他人ごとではなく、デモでそれを目にした人にとって自分事のように、自分と何も変わらないことを感じられたのではないか。引きこもりは個人の問題ではないということが伝わるデモになったのではないだろうか。(くみこ) |
5月21日(土)クロスパル高槻にて定例会
15名(内家族の方は7組)参加でした。冒頭こちらからお話をし、その後参加された方から困っていることや今の状況などの話をしてもらいました。
冒頭の話では、「いじめ」や「ひきこもり」が名詞化したことで、その被害を受けている個人だけの問題になってしまっていること。そのことによる社会の加害性に気づけなくなっている。
皆様の話からは、高校のころから学校に行きにくいことがあり、その後なんとか大学に入るがそこで行けなくなる。そこから家族とも話さなくなり、どういう風に声をかければよいかわからない。その時に大学を辞めていない状態では、本人も周りもまずはどうすれば大学に行けるようになるかを考えてしまう。これからの人生自分がどう生きていくか考えて向き合うためにはまずは大学を辞めることも考えなくてはならないだろう。そもそも少し前までは大学に行っている時期にこそ、自分はどう生きていくか何がしたいかを考えることができる猶予期間であったのに、今の大学は学生たちがそういう風に考えられない空気があるのではないか。など話しあわれました。(くみこ)