NPO法人 ニュースタート事務局関西

11月例会報告

By , 2021年11月29日 12:47 PM

 11月20日(土)13名(内家族の方は5組)参加でした。
 今回は冒頭こちらから少しお話したあと、参加された皆さんからの話を聞きながら話し合うという形で進めました。
 発達障害についても話が出ましたが、参加されてた他の方から「発達障害=本人が悪い、本人の障害」ではなく、その人が生きていく社会の側の仕組みが悪いのだと思うと意見がありました。学校でも会社でも効率的に動ける人しかいられないような場になっていないかと。
 最後の方にでた話では、大事なことは本人が「自分はどうしたい」と言えること。そのためにはまず家庭においても、子どもであっても親と同じ意見を持つ一人の人として接することができているか。何かを家族で決めるときに意見を聞いているか。最終的には親が決めたとしてもまずは否定せず意見を聞けるか。親にとっては難しいことだがそれが、子が自分の本音を話せることにつながるのでは。
 一番悲しいことは、家族や友だち、周りの誰からも関心を持たれていないこと、見られていないことだ。そしてそれが何年も続くこと。親は引きこもる子のことを気にはなっていたとしても話しかけたりぶつかっていくことをしなければ本人には伝わらない。話しかけても反応がなかったり、逆に暴力でかえってきたとしてもそれを恐れて腫物に触るように扱っていればそれは本人にとっては親は自分には無関心だと感じる。
 引きこもっている人ほどこの社会の生きにくさなどを感じられる感覚が優れているのに、その人がその才能を使わずに家で一人でいて他者が誰も目の前にいないということはおかしい。その人たちが輝ける社会こそ希望だろう。(くみこ)

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