2,15定例会報告
2月15日(土)今日の定例会は19名の参加がありました。
冒頭の話では引きこもりの原因と引きこもる理由について話がありました。引きこもる理由にしているのは、自分のせいであったり、親や学校のせいなど色んなものがあると思います。でもその奥にある原因というのは、人の価値を生産性に求めてくる社会の仕組みであり、その中で生まれてくる周りの人に対して寛容になれない一人一人の考え方があると思いました。
皆さんのお話からは。子どもが親と話すのを嫌がるし会うのさえ避けているということが多いが、それがどうしてなのか親にはわからないということ。それは子どもたちが親の事が嫌い(口ではそう言っていても)なわけでもなくて、自分の気持ちをわかってくれない事に対する怒りややるせなさが、きつい言葉や行動としてでるんだと思います。
小中高と学校に行って大学にも行ってどこかの会社に雇われて生きていく事だけが我が子の一番の安定で幸せだと、それ以外に道はないと考えている親に対して、そうじゃないんじゃないか、それだけが生きることではないはずだと気づいてしまった子どもは何と訴えれば親に伝えることができるでしょうか。多分通じないし、親の考え方は変わらないし、そんな世の中甘くないと上から言われてしまうのではと思うと、話す前にあきらめてしまうのではないか。親はまず学校を出て雇われるだけが生き方じゃないということに気付き、じゃあ、目の前にいるあなたはどうやって生きていけばいいんだろう。この子にとってどう生きる事が幸せなのだろうと、一緒に考え、その上で親にできる事は何だろうと話かけることができれば子どもの反応も変わっていくのかもしれません。でも子どもの人生を生きるのはあくまで子ども自身なので親にできる事はそんなにないのかもしれません。背中を押すというのは言うのは簡単ですが難しいことでもあります。