12月定例会報告
12月21日(土)定例会がありました。9名参加でした。
就職氷河期頃の若者が今まさに社会に出て活躍しようという時に社会に必要とされなかった状況。
世代の交代も無ければ、若者に対する関係も新たには作られず、就職だけが生きる道のような考え方。
他の生き方をもっと選べるなら就職という一つの働き方がだめでも動き出せただろうにそんな考えが親にも先生にもなく、本人にはあるはずもなかった。
雇われなければ出ていく方法も、出ていく場所もわからない。
そんな中からはじまった引きこもりという状況が現在も続き、より多くの年代や状況の人にまで広がりつつある。
冒頭はそういう話から始まりました。
その後、参加されていた親御さんから今の状況を話せる範囲で話していただき、その事について意見を交換し合いました。
親は子どもを守る。自分がいなくなったらこの子はどうなってしまうのだろう。子どもが自分の人生を生きること。辛い事も嬉しい事も含めて自分で生きていく幸せを感じさせてあげられることが何より大事だったはずが、気がつけば社会から守っているはずが、どんどん子どもの生きる喜びを奪っている事になるのではないか。
お話を聞いていて、親にできる事は、外の他人と繋げるための手助けしかないのかなと感じました。
「こんな場所があって良さそうだから鍋の会行ってみたら?」ではなくて、あなたには自分の人生を生きていってほしい。その為に私にできる事はあなたを外に繋げることを手伝う事だけだとぶつけた上で、親とは違う考え方の人に出会うためにもこの場を利用してみたら?という風に話しかけてみてほしいと思いました。