☆400回記念オールナイト鍋の会
『400回目の鍋』
6月24日。鍋の会は遂に400回目を迎える事となりました。
土曜日の夕方に集まりだした参加者の方々と共にスタートするのは、新たな試みとなる「オールナイト鍋の会」。土曜の16時~日曜の12時まで、合計20時間もの長い長い鍋の会がいよいよ始まりを迎えました。企画段階からどうなるのか想像もつきませんでしたが、それは実際に始まってからも同じで、どういう結末を迎えるのかまったく予想がつきません。
ひとまず鍋を作らねば本当の意味で鍋の会が始まりませんので、一つ目の鍋を作る話し合いから行いました。初めはあっさり系で作っておいて、それの残りを次の鍋に使いまわしてだんだん味を濃くしていったらどうだろうかという意見が出てとりあえず鍋の方向性は決まりました。
だしは鶏から取って、味付けも塩ぐらいであっさりしたものにしておき、お好みでポン酢をかけて食べる鍋を第一の鍋として定め、各人がいつものように作業に取り掛かります。
いつもの倍以上の人数が来るという事で、買い物の量も気持ち多めになりました。
野菜切りをやってもらっている間に、隊長(自分)は手羽元で鶏だしを取ります。本当は時間を掛けてやる作業なんですが、あまりみんなを待たせるのも悪いので、ある程度取れたところで使う分だけを残し野菜を投入しました。
味付けは本当に塩のみにしましたが、こっそり薄い方とそうじゃない方と分けて作ったら、食べた時にまんまと気づかれました(笑)。鶏肉と野菜のヘルシーな鍋を器に盛り、刻んだネギとポン酢をかけて食べます。本当に薄めの鍋でしたが、意外と悪くないという評価をいただいたので、第一弾の鍋は一応、成功を収めました。その後はいつものように自己紹介を行い、様々なゲーム(人狼、麻雀、TVゲーム等)で遊んだり。タイミングを見計らって謎のお笑いコンビが登場し、みんなの注目を集めたりもしていました。11時頃には第二の鍋を作る為の買い出しが行われ、みんながゲームで盛り上がってる最中にキッチンで2種類の鍋を作ってもらっていました。
一つはカレー鍋で、人狼ゲーム中だったところにいただいて、カレー鍋を食べながらトークゲームをするという面白い事に。もう一つはみそキムチ鍋でしたが、これを食べたのはゲームが収まりだし(麻雀やTVゲームは続いていた)、ようやく一息つけるかなと思えた時でした。どちらの鍋も一つ目とは打って変わって濃いめの鍋で、濃い口の舌である自分にはたまらない味付けで、それこそまさに至福のひと時とも言える瞬間でした。夜中になってくるとだんだん寝る人がいたり、家に帰る人がいたりと、人数が減っていきます。自分は起きておくつもりだったので、静かになったドミトリーでTVゲームに興じておりました。朝方になる頃にはとうとう起きているのが自分一人になってしまい、テレビをつけたら「オールナイトニッポン」なる言葉が目に入ったところまでは覚えています。
その後、早めの二日酔いなのか頭が少し痛くなったので座布団エリアで横になって休んでいたら、気づいたら数時間ほど眠りについておりました。何やら寝ているところをパシャリとやられていた気もしますが夢という事にしておきます。朝になると第三の鍋……は前日のカレー鍋とみそキムチ鍋が残っていたのでそれを使い、オールナイト最後の食事を行いました。
さすがにみんな寝たとはいえ、連日の疲労はなかなか癒えてなかったようで、前日のテンションが忘れ去られたような静けさでした。
「よくやった」という妙な達成感と共に、20時間にも及ぶ「オールナイト鍋の会」は昼12時で終わりを迎えました。
家に帰った後でまた寝てしまった人もいれば、不思議と寝る事はなく普通に過ごしたという人もいて、オールナイトも一つの思い出として残す事には成功したのだなという実感を自分は得る事が出来ました。
今後はキリの良い数字の回に限らず、積極的に面白そうな事をやっていけたらいいなと思います。つぼい。