『396回目の鍋』と『397回目の鍋』(4,5月)
『396回目の鍋』
4月23日。桜は散ってしまいましたが、春が終わったわけではありません。
スーパーで売られる旬の野菜の中でも、春の名がつくものがひと際目立ちます。
春の鍋が良い、春の季節野菜を使おう。
いつものようにスマホで調べていたら「春キャベツ鍋」なるものの存在を知りました。
これはやるしかない! と意気込みつつ、徒歩1分で着くダイエーへと走ります。
キャベツの選び方はうろ覚えでしたが、大きさよりも重さで選ぶ方が良いと判断して選びました(間違ってたらすいません)。
他にも珍しいものでは豆苗も買いました。
使い終わった後は水につけてまた使うという方法で夕食作りにも利用させていただきましたよ!ワンタンも買う予定でしたが、量の割には値段が高かった為、安くてたくさん入ってる餃子に変更しました。
食材を買っていってるだけでも既に美味しくなる予感がしていくのが非常に面白いです。
帰ってきたら買い物組はちょっとだけ休憩させてもらいました(早くも外が暑くなってきました)。
人によって野菜の切り方にも個性があって、どんな切り方であってもそうそう失敗する事がないのが鍋の良いところ。
たまに「こうすればいいよ」と口出しする事がありますが、これは否定ではなくただのアドバイスの一つとして発言しています。
こういう事に慣れてはいても所詮は素人であるという事に変わりないので、正しい事も正しくない事も完璧には知らないけど、今より効率的な方法なら知っている事もあります。
知らない事なら一緒に考えましょう。
本日、春野菜のあっさりとした美味しい鍋をいただきました。
『397回目の鍋』
5月14日。今月に入ってからやたらと暑い日が出てきました。
12日の金曜日、この辺の最高気温28°だったらしく、夜でも汗をかくほどでした。
この日も暑くなってきていて、もう鍋を食べる季節でもないなと言われつつも鍋の会は開かれます。
辛い系の鍋はよくやりますが、この時期にやるには何か違う……どうせやるなら夏場にやっちゃえばいい気もするので、今回はパス。魚でだしを取るのはどうだろうという意見に異論を出す人はいませんでした。なぜかゴボウも入れたがる人もいましたが、合うには合うので良しとします。他にはイカもいれて魚介だしをより際立たせてみたりも。
食材を決め終わった頃には「これ何の鍋だろう?」という疑問が残りましたが、実際に作って食べてみてから判断する事にしました。待っている間にオニギリ用のご飯を炊いておきます。直火の炊飯器なので20分もあれば炊けてしまうのですが、そのあまりの早さに驚く参加者の方もいました。
慣れ過ぎててすっかり忘れていましたが、そう言えば炊飯器で20分って普通に考えると早い方なんですね。ちなみにもう一方の電子炊飯器の方は通常1時間ほどで早炊きでも38分は掛かります。使うものによってここまでの差が生まれていたとは、それが当たり前になり過ぎていて盲点でした(知らなかったのではなく、全く気にしていなかったという意味です)。結局、だしに使える魚は手に入らなかったらしく、市販のいりこだしとイカに頑張ってもらう事になりました。結果、ちゃんと魚介の風味は出ていたと思います。
薄味ですが和風にして、あっさりしていて食べやすい鍋でした。締めにうどんを入れる予定でしたが、ご飯を入れておじやにした方が良さそうだという事になりました。
これはこれで、鍋は二度楽しめるというギミックを編み出した日本人に感謝するほかありません。
日本人は何でも食べるよねという話をしていましたが、かたや幼少期の自分は好き嫌いが激しくて食べないものがたくさんありました。
今では鍋のおかげで嫌いだったものも当たり前のように食べれるようになったので良かったですが、もし日本人が鍋を編み出していなかったら、食事を楽しむという感情すら生まれてなかったかもしれません。ただただ感謝です。
これからも美味しい食を目指して鍋を作って食べていきましょう!つぼい。