[報告] 出張特別例会・発達障害のうそ
3月29日(日)に行われた京都特別例会。参加された親御さんから「病院に行き障害と診断してもらい障害年金で生活していく事も考えている」という意見がありました。障害年金自体は正当に給付されるのならばもちろん受取っても良いと思いますが、それだけではお金を手に入れるための手段にしかならないですし、引きこもっている生活を継続させる方法とも考えられます。これでは問題の解決には向かっていません。それに引きこもっている状態で病院に出向くことや診断される事も容易ではないという意見もありました。
引きこもりに限らず人は個々に、個性があり、主張があり、自我があるのだと思います。そんな人間らしさを持っていても、押し殺していたり、出そうにも出せない現状が本人にとっての問題ではないでしょうか?向き合った話をしていく事や外との関わりを持つ事で、その人の人間らしさがかい間見られるようになり、将来の事はそれから考えていけるものだと思います。
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4月12日(日)には神戸特別例会。以前働いていたが辞めてしまい自分が社会に通用するか自信がない、仕事を頑張っても評価されなく続かなかった、というお話がありました。働こうとして仕事を探してもなかなか見つからない。見つかって社会に出ても仕事を通して格差を感じる。それでも社会に合わせようと、周りに合わせようとして頑張ってしんどくなる。合わせられない自分に欠点があると思って、悩んで病院に行ってそれまでの状況を話すと、障害があると言われる。本当は社会によってもたされた障害、と捉えてみると、その人に問題がある、とはならないのではと思いました。
ひきこもっている状態が長年続くと人と会うのはもちろん話しするのも億劫になってきます。いきなり話そうとしても不安なままだと思います。ひとりでいる環境を変えて、まず人がいる場所で過ごすことに慣れる、そして人と関わることができたらいいなと、そういう居場所が必要なのではと、みんなでつくっていければと思います。