・4月9日(日)お花見鍋の会@芥川桜堤公園
時間:12時~16時 第479回
〇今回は持ち寄り鍋の会になります。
手作りの物でもお勧めの一品でも甘いものでも大歓迎です。
皆様の一品をお待ちしています。飲み物と、おにぎりなどはこちらでも用意しておきます。
初めての方もぜひご参加ください。
場所:芥川桜堤公園
待ち合わせ:11時30分JR高槻駅改札口
参加費:カンパ制
参加資格:鍋会前か後に引きこもりを共に考える交流学習会に参加
※場所についてなど説明が必要ですので参加希望の方は必ず事務局までお申込み下さい。
4月の定例会◆(不登校・引きこもり・ニートを考える会)
4月15日(土)14時から (289回定例会)
場所:クロスパル高槻 4階 第4会議室
当事者・保護者・支援者問わない相談、交流、学びの場です。
参加希望の方は事務局までお申込みください。
詳細はこちら
※参加者は中部から西日本全域にわたります。遠方の方もご遠慮なく。
【高槻市青少年センターと共催で行っています】
テレビ野球観戦
現在WBCなるものが開催されている。あれは野球とは言わずベースボールというのか、その野球という競技かスポーツの観戦生活に一家言ありそうなので、書いてみようかと思う。2年前に他界した団塊世代だった父親は、関東出身で根っからの巨人ファンであって、家のテレビでよく野球観戦をしていた。平日はほとんど仕事で家にいないので、野球を見る暇もなかったと思うが、毎日朝は新聞で結果やなんかを確認して(他の欄はろくに読んでいなかったんじゃないだろうか)、日曜日の夜には決まって19時前からソファーに寝転がって肘をつき片手で頭を支えながら、ああだこうだと言って、テレビで野球観戦をしていた。文句は言っても江川投手が好きだったようで、投球ホームをまねしてみては、斜めからではなくもっと頭上近くから振り下ろすのだと、合っているのかどうかも分からないが教えてもらったこともある。そんな私は野球を観ることに、関心はあまりなかったが、友達との遊びなんかで、できるだけ速く正確に球を投げることとか、野球漫画は読んでいるような子どもであった。野球をやったことはあるが、観ている時とも同じで、なんか間延びのする競技だなあと思っていた。守備をしている時はピッチャーやキャッチャーでもないなら、球がこなきゃ暇だし、打つときは自分の番すらなかなか回ってこない。チーム対抗であり、チームプレーとは言うものの、駅伝のようにそれぞれが役割をこなして、はいっ次!とバトンタッチするようなところがあって、プレーしていて思うのは待たされている時間が長い。そういえば、父親は駅伝も好きで正月は必ず観ていた。観戦もそうだが、それを「待たされている」と思うような自分は、たぶんこの競技に向いてもいなければ合ってはないだろうなと漠然とは思っていた。「チームとしての一体感とはいうけども、どういうことなんだろうか」とか、野球をしている間にも考えてしまうのだった。バットやグローブやら、ベースやらなんやらと、準備する物が多い競技でもあった。
関西に住んでいた時期が長いせいか、親が巨人ファンであるのがなんとなく恥ずかしくて、といって阪神を応援する気にもならなければ、その時代たまに巨人に勝つこともあったあまり目立たない別リーグの西武ファンにでもなろうとしたけど、野球の面白みをあまり感じず、ニュースでハイライトだけを観ては、いったい自分は何を確認しているのだろうかと不思議に思ったりもした。でも、父親やその世代は私が観ているよりも何か特別な思いで、それぞれの球団や選手を応援しているように見えた。アメリカから輸入されたスポーツをなぜ?これが占領されるということなのか?とか。それがなんなのか分からなかったが、大人になるということは、そんなこともあるのかと感じていた。平日も休日もゴールデンタイムと言われるような時間に、チャンネル数の少ない日本の民法やNHKもこぞって中継し、野球はその試合内容をすべて届けるに値するコンテンツであった。巨人や阪神がメインだったが、一日に2試合4チーム、多いときは3試合もテレビ中継されていることもあった。毎年のようにしてドラフトやら、推定年俸やらが発表され、その度に選
手は記者会見があり、年俸1億円を超えては「お気持ちは?」なんてインタビュアーから聞かれて、選手もまんざらではなさそうだった。そしてサラリーマンであった父がなぜか、自分にはできないからかそのような選手なのか球団経営に思いを寄せていた。甲子園だとか東京ドームへ観に行くこともなく、野球の試合観戦というよりも球団とか選手の物語を追いかけていたのだろう。私の同世代的に現れたイチロー選手は、良くも悪くも「野球」を変えた。注目されていなかったパ・リーグの選手でもあって、チームプレーというよりも個人技でとにかく一人塁へ出続けた。派手なホームランとかではなく、与えられた自分の役割を問題なくこなす姿はスマートなベースボールではあったが、こういう選手を野球ファンは素直に喜べるのだろうかと。すぐに阪神大震災があり、「がんばろう神戸」という標語を腕に入れ、振り子打法で球団を優勝に導き、一世を風靡した。そして、彼はすぐに大リーグへ行くのだった。
そういうイチロー選手を羨望のまなざしで見ていたような人もあったが、野球世代で自らもアメリカに留学したこともある父親なんかは、どのように思っていたのかわからない。依然、長嶋だとか江川にこだわっていたように思わなくもない。日本人選手が大リーグに行くようになり、サッカー人気も出てきたからか、野球のテレビ観戦は廃れていった。以前よりは中継しなくなった。だけど、晩年の父親は何故か母親と阪神を応援していたようだった。母親もそれまでは野球なんてあんまり知らなかったし、むしろ嫌っていたようなところもあったはずなのに、父親と一緒にああだこうだ言いながら、二人にぎやかに阪神を応援していたと聞いた。闘病しながら、二人リビングで、野球観戦をしていた。父親がベットから動けなくなる直前、阪神の試合があるからとリビングに行く父親を介助した。そこで観た試合は阪神戦でもなく巨人戦でもなかったが、父親はソファーに腰かけて観るとも観ないとも言えないような表情で、少しだけテレビに顔を向ける時間があった。私はまだその時になっても、希望を持っていた。だけど、それが父親が歩いてリビングに来た最期になった。私がやってきたテレビでの野球観戦生活はこのときに、終わったことを知った。今のWBCでは、そのような野球観戦はもうできないと思う。
2023年3月18日 髙橋淳敏
3月12日(日)鍋の会参加は6名でした。この日はきのこをたくさん差し入れしてくれた方がいたので、きのこ鍋に決まりました(^^)きのこには鶏肉がいいだろう。味はみそ鍋がいいだろいと、想像しただけでも美味しいです。他の野菜や鶏肉を買いに行く間に、ご飯を炊いておにぎりを用意して、買い物組が帰ってきて野菜を切って、今回も麺を手作りしてくれたので下茹でしてお鍋も出来上がりました!おだしは昆布だけでしたが、きのこと鶏肉とお味噌で美味しいお鍋ができました。差し入れに高槻の地元の酒蔵でゲットした酒かすと、フルーツがたくさん入ったヨーグルトなど、デザートまであって嬉しかったです。次回はお花見鍋会です!今年はもしかしたら桜が散っているかもしれませんが4月9日に開催します。持ち寄りになりますので、手作りでもお勧めの一品でも甘いものも大歓迎ですので、みなさまからの持ちよりをお待ちしています。(くみこ)
2月18日(土)の定例会、参加は10名でした。(内4組の方がご家族)
冒頭は、この引きこもりを考える会という定例会を始めたころの話。1998年頃、勝ち組負け組などと言われた競争社会の中引きこもった人たちは勝とうとする人ではなかった。20年以上前のその頃引きこもった人たちの心の中と今10代で引きこもる人たちの心の中はどう違うのか。以前と違って、「良い大学→良い企業への就職」という価値観が絶対的ではなくなってはきているはずだ。そうがんばっても変わりはないというような無気力な感じもあるのではないか。
皆様の話からは、離れて暮らしているがその場所で一人で引きこもるという話は少なくはありません。そこでは少なくとも家で引きこもるよりは他人との関りがゼロではないはずです。コンビニでもネット注文で宅配を受け取るにしても最低限の他人との出会いがあり、そこにはもしかすれば何か事故的にでもコミュニケーションが必要になるかもしれないというチャンスが潜んでいます。なので一人で暮らす意味はあるはずですが、その時に他者と本人との間に親が入ってしまうことはもったいない。本人の前に立ちはだかって外の刺激から守るのではなく、本人の後ろに立ってたとえ傷つこうが外へ押し出すことが親のできる唯一と言っていいくらいの事ではないでしょうか。
引きこもる人は学校や社会に適応しすぎる。だからそれが出来なくなるくらいならもう学校には行けないとなってしまう。みんなの前で逸脱できること。これは真面目で人の気持ちを想像できる子にとってはとても難しいことだろう。そのためには逸脱しても、そのままでいいんだよと言ってもらえる安心できて自信を持てる環境が必要。それは自分が今よりもっと良い状態にならないと出ていけない場ではなくて、そのままでいい場でそこに集まる人たちだ。ニュースタート関西で毎月開催している「鍋の会」はそんな場でありたいと思っています。初めての方でも大丈夫ですので、ぜひご参加ください。(くみこ)