8月31日(土)のお祭り出店に向けての準備が続きます。7月の前半にアイデアとして「ミニハンバーグ」の屋台はどうかとアイデアが出てから、中頃に初めて試作品を作りました。味比べの為、スーパーなどで冷凍の肉団子も2種類買ってきました。その時に作った試作品がミンチ肉とおからにつなぎのご飯、味付けに味噌という材料4つだけのレシピでした。これは身体にもすごく良さそうで、腐りやすそうな卵や玉ねぎを使わずにでき、卵や小麦粉アレルギーの子にも食べてもらえて、何よりミンチ肉100%でやるよりは安くできるだろうというたくさんの狙いがこもっていました。でも個人的にはおからを入れたハンバーグでうまくいった事がなかったので、それほど期待もせずに作って試食。「何これ!?初めての味。うまい!!」作ったメンバーみんなが美味しいと意見が一致しました。その時冷凍のも試食しましたが手作りの美味しさにはかないません。早速次の週の夕食会で作って他のみんなにも食べてもらいました。しかし…。うん?意外とみんなの反応はシビアでした。特に子どもからは、これはハンバーグでも肉団子でもない、おから団子だ!もしハンバーグとして売ったら子どもはがっかりする!との猛反対の声。そうか、じゃあおからの割合を変えて作ってみようと、それからの試作の日々。初めて作って夕食会の時も入れると全部で6回おからの肉団子(肉団子みたいな形にして売ろうと考えています。)試作しました。ここまできてやっと、肉:おから:ご飯:味噌の割合が決定。それにつける洋風ソース(お好みでポン酢も用意)も決まって、あとは前日に180食分作るのとそれまでに看板や、必要なものの買出しが必要です。名前はニートボールに決まりました。看板に描くと一瞬ミートボールに見えるかも。その後保健所からの連絡で前日ではなく当日に作らなくてはならなくないことに。その他、以前材料の量を計算していたのが間違えており、変更をして不安もありますが、8月9日は看板作りを中心に細かなところをつめていきました。看板はみんなそれぞれ描きたいように、ニートボールが二個100円であることやニュースタートのことも描いて、味のある看板ができあがりました。あとは、買出しや事前準備など8月31日に向けて進めていきます。(く)

この日は、「初めて大阪に来た人に紹介するならここが良い」というくらい、前から高評価だったお店です。理由としては大阪駅から近い駅のすぐ目の前だということも大きいですが、その美味しさと魅力が実際に行ってみてわかりました。美味しいとネットなどでも評価されているお店がそれほどでもないという事はよくあるので、今回もそれほどかもしれないけど、食べた事のある部員の確かな舌を信じて遠出してやってきました。何をもって美味しいラーメン屋さんと言うかというのが少しわかってきたかもしれません。正直どこのラーメン屋さんもそれなりに美味しいです。一生懸命手間暇かけて作られたラーメンは例えチェーン店でも美味しいもんです。でもここは他より美味しい。また来たいし、友達に教えてあげたいと感じるのに必要なのは「くせ」だとその日私は気付きました。一歩間違えると美味しくない物になってしまうかもしれませんが、食べた人を病みつきにさせるくせがこのラーメン屋さんだらけの日本で、ここは美味しい!と言える物になるんだと。今回のラーメン屋さんのメニューは3種類あって、どれも醤油ラーメンですが、真っ黒に醤油感がきつい味と、貝スープなどを利かした染みわたる味と、今回誰も頼まなかった基本的な味のものです。醤油の真っ黒なラーメンは、もう少しで醤油辛いだけのラーメンになりそうだけど、なんとも絶妙のぎりぎり醤油感で、お箸で上げた麺が真っ黒に染まる程の迫力でした。そしてチャーシューは大きな塊肉でホロホロで嬉しい美味しさでした。これはまた食べてみたいし、他の味も食べに来たい!と思いました。他のメンバーもそれぞれに美味しかった、もう1種類も食べてみたかったなとハイテンション気味に店を後にしました。
さて今日は、ラーメン部のついでにこれから色んな場所でやって行こうとしている鍋の会に向けて、持ち運べる「鍋の会」の旗作りのために布探しもしたいと思っています。少し前にデザインも考えたりしましたが、とりあえず出た時に布を買いにいこうということで、今回新大阪にある布屋さんに南方のラーメン屋さんから歩いて向かう事にしました。ついた所は布問屋のような所で何部屋かにずらっと布が並んでいました。一般の人に売っている布の中から、何か描くならコットンがいいですよと教えてもらって、黄色の布に決めました。きつすぎず、薄すぎずいい黄色です(^^)また旗作り進めていきます。(く)

「ひきこもり」と名指された人が、その父親に殺された。それでもなお、引きこもり問題は「ひきこもり」と名指された個人の問題として、あるいは特異な家庭の事情として放置されるだろう。それは繰り返されたことだ。40代以上の「ひきこもり」勢力が調査され、続いて事件として報道され、「ひきこもり」と名指される人は拡大された。だが、引きこもり問題は20年も前から、その本質は変わっていない。今に至る問題としても、解決していく中で他の社会問題と協力していける可能性がある。殺されたのは殺された側に問題があると、暴力はする側とされる側の問題であるのだと、度々表に出てきては大勢が見聞き消費し、仕様がないと消極的に賛同し続ける。日本では殺人事件の多くは家庭内で起き、自殺も多いのは知られているが、暴力も多くは家庭内で起き、出口もなく自分や家族を抑圧し続けている人たちがたくさんあるのではないか。閉ざされ隠され加害被害が入り交じり、外では何かと平静を保とうとして、さらに関係を閉ざし、個人主義ライクな生活はいつか破綻する。
私たちの家庭ではそんなことは起きないと思っているような人に何を言っても無駄なのかもしれないが、殺されるには殺される側に問題があると結論したり、暴力を受けた側や弱っている側に問題がある所から考え始めたりする支援者的思想は、どうあったって間違えである。特に立場や力が強いとされる側が暴力をふるったとして、暴力を振るわれた側に問題があることから考え始めても、そこには一縷の望みもない。大した被害ではない、時間が解決する、ある程度の犠牲は仕方がない、「ひきこもり」に問題があるというのは、害はあっても益はない。抑圧された生活を強いられ、外に相談しても自らの問題として指摘されては、何度この社会に問題として現れても間違えが正しく認識されることはない。間違った生活に呆れ、飽きさせられ、あきらめる。生きながらえる生活。権力や慣習、媒介するお金、それらによって閉ざされた生活を疑ってみる。不登校、いじめられる側にも問題がある、家庭内暴力、虐待、国家や法律、警察による暴力、隔離政策、貧困・・・間違えを正そうとするのではなく、間違えたことを率直に話し合える対等な関係を地道に作っていくしかない。沖縄の基地移設問題は、今最も分かりやすい問題であり、引きこもり問題や他の問題を考えるうえでも重要であろう。
本土(ここでは沖縄地域を含まない日本国領土とする)のアメリカ軍基地反対運動で1950年以降に移設されるなどもあって、日本にあるアメリカ軍基地の7割以上が国土の0.6%の面積しかない沖縄地域に押し付けられている。沖縄では基地をめぐる度重なる事件事故があり、日本の法律でも守られない日米地位協定により現在でも地方自治がままならない状況にある。騒音や環境破壊なども加え、日常的にさまざまな事が噴出している最中、アメリカ海兵隊の普天間基地は沖縄県辺野古に移設されようとしている。アメリカ軍基地に占有されていない本土の人たちは想像しなければならないが、法外の武力によって運営されている基地が地域にあるということは、自分たちのことを自分たちでは決めることができないことである。基地外で事件事故があっても、独自に調査することもできなければ、基地と基地外の境界線もなく、そこは自分たちの土地とはいえない。
とはいえ現代の日本の本土を巡る状況を見ても、自治体が弱まり国や行政下の業者に管理などを丸投げしていて、自治のことなど大して考えもしない本土の生活を大半の人が過ごしているならば、占領されたままならない沖縄の自治は想像しづらい。都市部などは地域のことを自分たちで決めた経験がない人も多いだろう。しかし、沖縄戦で本土の捨て石にされてもなお基地が再び沖縄にだけ集中したのは全くおかしな事である。基地について考えないでいいような本土での生活は、沖縄の長年の犠牲や沖縄に対する差別によって成り立っている。近年の沖縄はこのように基地を押し付けられてきたこともあって、自治を回復しようと基地の県外移設を、可能な限りの民主的な手続きでもって、基地を本土に返そうと尽くしてきたのだった。当然本土の方が基地や自治についての考えは遅れているのだった。だが、沖縄民意がここまでにきて、本土はまだ見て見ぬふりをし続けられるのかという問題である。沖縄だけで国を動かすことはできない。沖縄が問題なのではない。本土でアメリカ海兵隊基地移設が問題にならないことが問題なのだ。ところで、国民の約8割が日米安全保障条約に賛同しているとのことだが、そうであったとしたらなおさら、アメリカ軍基地の移設問題の当事者とは誰なのか。アメリカ軍に守ってもらうといいながら、基地を沖縄に押し付け続けるのか。政府が勝手にやっていることでもなければ、沖縄への補助金で解決する話しでもない。沖縄はこの問題を本土にしっかりと送ってくれたのである。
さてここにきて私たちは大きな間違いを認めなくてはいけない。今までアメリカの基地自体がいらないともいってきて、結局は沖縄に基地を押し付けてきた過去がある。どんなに沖縄を良くいったとしても、何も言わなかったにしても、この事実は消極的にも沖縄を差別し、今でも差別し続けていることになろう。できるだけ基地問題に関わらず、観光するくらいで差別をしていないと思いたい気持ちは分からなくもないが、それでは基地問題の当事者ではない。そのような過去を省みず近隣国を敵とみなし、仕方がないと日米安全保障条約に賛同するのは間違えである。引きこもり問題は「ひきこもり」自体が悪いものとして、結局は「ひきこもり」といわれる人に押し付けてきた過去がある。どんなに「ひきこもり」を良くいったとしても、何も言わなかったにしても、それは20年に及ぶ「ひきこもり」差別に加担してきたことになろう。「ひきこもり」は分断されており、沖縄のようにしっかりと送り届けることはできていないかもしれないが、引きこもり問題の当事者はあなたである。自治のできない国任せ企業任せの今の社会が、「ひきこもり」を名指し「ひきこもり」をひきこもりたらしめている。それが引きこもり問題の本質である。自分たちがやりたいようにしていかなくてはならないのだ。それで、沖縄の基地移設問題は私たちの生活に何を問いかけているのか。引きこもり問題は私たちの生活に何を問いかけているのか。
辺野古の海に土砂が投げ入れられる映像はショッキングなものであった。ああいうのを見せつけて、取り返しのつかないようなことをして、引き返せないと思わさせるのだ。傷は負ったが、しかし今からだからこそ覆せるはずである。このまま辺野古への移設が完了してしまえば、それは沖縄を殺したことにはならないか。私たちは沖縄をまた見殺しにすることにはならないか。本土と沖縄の次世代の関係を修復不可能なものにするのではないか。
2019年8月16日 髙橋淳敏
7月28日によるべで行った鍋の会では初めて来られた方もおられました。皆で鶏中華鍋とメニューを決め猛暑の中の買い出し班は無情にもジャンケンで決定。野菜を切るのもおにぎりを作るのも各々が自由に形にしていくが大きく型は崩れない。出来上がった鍋は存在感あるナルトが際立つ鍋でした。家でも真似ようという親御さんもいて美味しく出来上がりました。この猛暑にエアコンを使いながら熱々の鍋を食べるという行為は贅沢か矛盾か分かりませんが…。若者から差し入れてもらったわらび餅も上品で美味しかったです。タナカ。

定例会報告
7月20日(土)17名参加(内御家族さん7組)でした。
今回も初参加の親御さんが多く順番にお話を伺いました。現在も不登校の生徒が増え続けている状態で学校に行けないのは個人の原因より学校側にも原因があると考えた方が自然だと思いました。会の中では短い発言になった方とも終わってから近くのお店で親睦会も行い、また違った雰囲気での交流ができました。
父母会報告
8月3日(土)に4名参加(内親御さん1組)でした。
今回の参加者は複数回参加されている親御さんのみの参加でした。親御さん同士の交流ができず残念でしたがスタッフとじっくり話はできました。最近なかなか親御さんの参加が少なく思うような形で会を開く事ができずで申し訳ございません。来月から当面は父母会を休止する決断をいたしましたのでご了承ください。