「父よ殺すな」髙橋淳敏 へのコメント http://ns-kansai.org/column/voice/post-6490 「家族を開く」ことで引きこもり支援をしています Mon, 08 Apr 2024 12:15:25 +0000 hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.0.21 Funabaka より http://ns-kansai.org/column/voice/post-6490#comment-97922 Sun, 16 Jun 2019 15:10:55 +0000 http://ns-kansai.org/?p=6490#comment-97922 観点が違うのではないかという失笑を恐れずに投稿させていただきます。

関心は、「父よ殺すな」にある元官僚の父親が表面上締めくくった事件が起こった理由のほとんどが自身にあり、自分の存在目的・理由をも崩壊するこの犯罪が唯一の策であることを自覚していたのではないかという当たり前の思いが私から離れないことです。

テレビで護送される父親の表情は、まるで虚偽の証言を国会答弁で押し通した証人の、ある種、達成感にも似た様子が感じられました。決して、衝動ではなく全て予定された調和行為を成した如き印象を受けました。正直ここに、今までにない人の間違う恐ろしさを感じました。

思い直してみても、自分が獲得した何か(過去と体裁と存在)を守るため、自身が自分に降りかかる迷惑や不都合を受け入れることを許さず、それでも、共に生き関わり合うことを許せない人間の楚々とした非情を越えた恐ろしさです。
この父親が、今までと違い差別の感覚と感情をも自分の側に引き寄せた時点、そのあまりの大きさと過酷さに対し、絶望を振り捨て息子に矛先を向けすべてをリセットする行為に走ったことには単なる人の悲しみを超えた人間に抗うものを感じざるを得ません。

それでも、この社会では「経済成長をしていないと不安」ということに関するあらゆる対策を施行する体制であること、それが社会慣習となり広がっていることの現実を考えなければならないことをことば実感できました。

得難い機会をありがとうございました。

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かなぴー より http://ns-kansai.org/column/voice/post-6490#comment-97539 Sat, 08 Jun 2019 00:09:11 +0000 http://ns-kansai.org/?p=6490#comment-97539 とても考えさせられました。
確かにそうだと気づきました。
子育て中も、我が子を全うに育てる潜在的な基準は、引きこもりにさせない、生産性のある人間に育てることだったように思います。
そして自身もそのように行きなければ、社会に貢献し還元出来る人でありたいと生きてきた、いえ現在進行形で生きていることを実感します。
それが至上命題であらかのように。
現代社会の暗黙の基準・価値観として、そう信じて生きている。
これも社会によるある種の洗脳なのだと、今気づかされました。
私たちもも、自身が健全であると思いたいがために努力して躍起になっているようで、その根底にはそうでない人達への排除意識があったのだと思い知らされました。
その意識に一人一人が向き合い、その発想を捨てない限り、いつまでたっても今の社会に蔓延する歪みから脱却出来ないということですね。
このような社会やそこに属する人間心理を広角に冷静に見詰め捉える意識を、私も持ちたいと思います。
気づきを与えてくださり、本当にありがとうございました。

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